大原美術館館長に三浦篤が就任へ。現館長の高階秀爾は大原芸術研究所の所長に

　岡山・倉敷の大原美術館の館長に美術史学者の三浦篤が就任することが発表された。就任日は7月1日。

　大原美術館の館長は2002年以来、美術史学者で東京大学名誉教授の高階秀爾が第4代館長を務めてきた。

　新館長の三浦は1957年島根県出身の美術史学者。西洋近代美術史や日仏の美術交流史を研究してきた。15年からは大原美術館の理事を務め、美術品収集方針の策定などに携わってきた。

　なお、高階は引き続き財団の代表を務めるとともに、24年4月から始動する大原芸術研究所の所長として就任する予定。

　就任にあたって同館は「新館長の下、今までの活動にさらに磨きがかかると同時に『みんなのマイミュージアム』として、人々とともに歩み続ける美術館として活動の幅を広げてまいります」とウェブサイトでコメントしている。