MAGAZINE

「フェミニズムと映像表現」(東京国立近代美術館)追加レポート。ナンシー・ホルト、ロバート・スミッソン、出光真子による作品が新たに登場

東京国立近代美術館のギャラリー4で、12月22日まで開催されていたコレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」が好評につき、2月11日から再び開催されている。今回新たに追加された作品を中心に、会場をレポートする。

NEWS / REPORT

植田正治を訪ねるフォトウォークから見えてきた、Sigmaがアートで目指すもの

カメラ・交換レンズ関連の光学機器メーカ「Sigma」が写真家・植田正治を訪ねるフォトウォークを昨年12月に開催。Sigmaが掲げる「The Art of engineering. Engineering for Art」を反映したこのフォトウォークをレポートするとともに、企業としてなぜアートを重視するのかに迫る。

INSIGHT / PROMOTION

「ラーメンどんぶり展」(21_21 DESIGN SIGHT)開幕レポート。愛すべき「ラーメン」を通じて焼き物の広がりと奥行きに目を向ける

21_21 DESIGN SIGHTで「ラーメンどんぶり展」がスタート。美濃焼のラーメンどんぶりを中心に、アーティストやデザイナーが手がけたオリジナル作品や、ラーメンの文化と歴史を深掘りする展示が行われている。会期は3月7日〜6月15日。

NEWS / REPORT

第81回

田中みゆきの『誰のためのアクセシビリティ?』から小森真樹の『楽しい政治』まで。2025年1月号ブックリスト

新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2025年1月号では、田中みゆきの『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』から、アンジャン・チャタジーの『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』、小森真樹の『楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る』まで、注目の8冊をお届けする。

SERIES / BOOK

第79回

書評:複数の宇宙、複数の芸術。ユク・ホイ『芸術と宇宙技芸』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、ユク・ホイによる『芸術と宇宙技芸』を取り上げる。コンピュータ工学や人文学を修めたこの哲学者は、どのように「芸術」をとらえ、論じているのか。美学、表象文化論の星野太が評する。

SERIES / BOOK

第80回

書評:絵画の制作過程に潜り込む美術史家の独白。ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『「それ」のあったところ:《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、美術史家ジョルジュ・ディディ=ユベルマンによる『「それ」のあったところ:《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』を取り上げる。この美術史家の視点と4通の手紙からリヒターの代表作《ビルケナウ》の制作過程を綴った本書を、中島水緒が評する。

SERIES / BOOK

「全宇宙」を理解するために異能の画家が描いたものとは? 『美術手帖』2025年4月号は「ヒルマ・アフ・クリント」特集

『美術手帖』2025年4月号「ヒルマ・アフ・クリント」特集が3月7日に発売される。東京国立近代美術館で開催中の大規模展覧会にあわせた本特集では、「神殿のための絵画」をはじめとする代表作シリーズのほか、スピリチュアリズム、スウェーデン・フォークアート、ジェンダーと性など多彩な切り口からなる論考、そして造形作家・岡﨑乾二郎と同展キュレーター・三輪建仁による対談などを掲載。また、アーティスト・インタビューではウェンデリン・ ファン・ オルデンボルフを紹介する。

NEWS / HEADLINE

第35回

「新生アメリカ」に対峙した画家たちが描くもの。1989年2月号特集「ホーマー+ホッパー+ロックウェル:アメリカの肖像」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。アーティストの原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1989年2月号の特集「ホーマー+ホッパー+ロックウェル:アメリカの肖像」をお届けする。

SERIES / プレイバック!美術手帖

私の孤独はあなたの孤独を知る。清水穣評「LOVE ファッション─私を着がえるとき」展

昨年、京都国立近代美術館で開催された「LOVE ファッション─私を着がえるとき」展を清水穣がレビューする。アートや映画とは異なり、自身で購入して着るという経験をしなければ始まらないファッション領域における研究は、現在どのような状況と言えるのか。マルセル・デュシャンの墓碑銘を引用することから展開させ、展覧会についても批評する。

REVIEW