MAGAZINE

「共に生きるための表現」とは? 『美術手帖』2026年10月号は、「台湾の現代美術」特集

『美術手帖』2026年10月号「台湾の現代美術」特集が9月7日に発売される。本特集では、複雑な歴史や地政学的な課題と向き合いながら、自らの手で新たな場と表現をひらき続ける、台湾の現代美術が歩んできた歴史と現在を多角的に照射する。またアーティスト・インタビューでは、第12回ヒロシマ賞を受賞したアーティストのメル・ チンを、日本で初めてとなる広島での個展にあわせて取り上げる。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

第79回

WORLD REPORT「ベルリン」:サイモン・フェイスフルとシルパ・グプタ 人間中心主義と「真実」をめぐる問い

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年7月号の「ベルリン」では、キンドル現代美術センターで開催された「サイモン・フェイスフル:アース・リング(地球茸)」展とグループ展「ストレンジャーたちとの親密な関係」、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館で開催された「シルパ・グプタ:いまもまだ、残るもの」展について河内秀子が考察する。

丹下健三「船の体育館」、解体工事が1ヶ月中断へ。耐震性調査で保存・解体論議は新局面か

香川県が解体工事を進める丹下健三設計の旧香川県立体育館(通称「船の体育館」)に関して、9月15日から10月14日まで工事が一時中断される。解体費用をめぐる住民訴訟の争点となっている耐震性について、原告側が現地調査を行うため。ただし県は、中断期間終了後にただちに工事を再開する方針だ。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

6歳の少女の「声」を、映画はいかに伝えるのか。映画『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督インタビュー

パレスチナのガザ地区でイスラエル軍の攻撃を受けた車内に取り残され、救助を求め続けた6歳の少女ヒンド・ラジャブ。カウテール・ベン・ハニア監督による映画『ヒンド・ラジャブの声』は、彼女とパレスチナ赤新月社との実際の通話音声に俳優たちの演技を重ね、救助をめぐる緊迫したやり取りを描き出す。なぜ現実の声とフィクションを交差させる手法を選んだのか。そして、SNSを通じて膨大な映像が流れ、忘却されていく時代に、映画には何ができるのか。来日したベン・ハニア監督に、パレスチナ/イスラエル研究者の早尾貴紀が聞いた。

INTERVIEW

地域レビュー(中国):筒井彩評「第12回ヒロシマ賞受賞記念 メル・チン展」(広島市現代美術館)/KIT Miyauchi 02 篠藤碧空 「シノトー・イモータル・センター 死ぬのが怖い!美術研究所」(アートギャラリーミヤウチ)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では筒井彩(ふくやま美術館学芸員)が、6〜8月に開催された中国エリアの展覧会のなかから「第12回ヒロシマ賞受賞記念 メル・チン展」(広島市現代美術館)と、KIT Miyauchi 02 篠藤碧空 「シノトー・イモータル・センター 死ぬのが怖い!美術研究所」(アートギャラリーミヤウチ)という対照的な2つを取り上げる。

REVIEW

「像は燃え、像は歪み、そして光に昇華する」(UESHIMA MUSEUM)開幕レポート。像はいかに消え、光へと変わるのか

長谷川祐子がキュレーションを手がけるUESHIMA MUSEUM第3回コレクション展「像は燃え、像は歪み、そして光に昇華する」が開幕した。地下から最上階へと移動する身体経験を軸に、風景、都市、肖像、断片を経て、イメージが徐々に輪郭を失い、光へと変容していく展示をレポートする。

NEWS / REPORT

坂本龍一の創造の精神を次世代へ。京都芸術大学の「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」構想に青木淳、原摩利彦ら参加

京都芸術大学は、2027年の開学50周年に向けた新たな創造拠点「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」構想を発表した。坂本龍一が遺した作品や資料、機材、楽器、そして領域を横断して問い続けた姿勢を次世代へと継承し、学生や国内外のアーティストによる新たな創作へとつなげる。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第78回

WORLD REPORT「ロンドン」:コロンビアの「巨匠」ベアトリス・ゴンザレス 60年にわたる功績を讃える欧州最大の回顧展

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年7月号の「ロンドン」では、バービカン・センターで開催された「ベアトリス・ゴンザレス」展について橘匡子が考察する。

第77回

WORLD REPORT「ニューヨーク」:折り合えないことを前提にした「関係」の構築──ホイットニー・ビエンナーレ2026

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2026年7月号の「ニューヨーク」では、ホイットニー美術館で開催された「ホイットニー・ビエンナーレ2026」について國上直子が考察する。

SERIES / WORLD REPORT

次世代デザインイベント「alter. 2026, Tokyo」が日本橋で開催。青木淳、フェイ・トゥーグッドらが選考

次世代のクリエイターによるプロトタイピングとコラボレーションを通じて、プロダクトデザインの新たな可能性を探る「alter. 2026, Tokyo」が、日本橋三井ホールで開催される。会期は10月29日〜11月1日。国内外から選出された12組・約55名のクリエイターが参加する。

NEWS / EXHIBITION