2022年2月に、美術家・松澤宥(1922〜2006)の生誕100年を記念して開催された「松澤宥生誕100年祭」。それから3年を経て、集まった関心を絶やさないとの思いから、「松澤宥生誕103年祭」が下諏訪の旧矢崎商店で開催される。会期は3月7〜9日、14〜16日。
松澤は1922年長野県下諏訪生まれ。同地を拠点に国内外に芸術を発信したコンセプチュアル・アーティストで、絵画やオブジェから建築、詩など幅広く活躍。1964年に「オブジェを消せ」という啓示を受け、言語による作品やパフォーマンスなどを展開した。
本祭を主催するのは、下諏訪町・御田町の歴史や文化を研究し、次の世代につないでいくことを目的に設立された、民間・行政・教育機関から成る産学官連携の任意団体「御田町文化研究会」。「食」「建築」「芸術」をテーマに、地域住民を巻き込みながら様々な活動を行っている。
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