
第4回
文化芸術活動はいかに収益力を強化できるのか? Vol.4 日本舞踊協会の事例から
多様な文化芸術活動の収益力強化について考え議論する場を提供する、凸版印刷と美術手帖によるプロジェクト「サバイブのむすびめ」。トークイベントの第4回目に登場したのは、日本舞踊家で尾上流四代家元の尾上菊之丞。映像用の新作舞踊作品から花柳界のクラウドファンディングまで広く話を聞いた。モデレーターは事業構想大学院大学特任教授の青山忠靖。

第4回
多様な文化芸術活動の収益力強化について考え議論する場を提供する、凸版印刷と美術手帖によるプロジェクト「サバイブのむすびめ」。トークイベントの第4回目に登場したのは、日本舞踊家で尾上流四代家元の尾上菊之丞。映像用の新作舞踊作品から花柳界のクラウドファンディングまで広く話を聞いた。モデレーターは事業構想大学院大学特任教授の青山忠靖。

本展は、滋賀県・比叡山の中腹に位置するシェアスタジオ「山中suplex」にて2020年11〜12月に開催された。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鑑賞者を車から降ろさず、感染対策を徹底したドライブイン形式を採用。日没後のみに展開される車中からの鑑賞は、どのような目論見を備えているのか? 愛知県美術館学芸員・中村史子が論じる。

ファッション界の巨星、故カール・ラガーフェルドの個人コレクションが今年後半にサザビーズ・モナコで競売にかけられることがわかった。

明治神宮の創建100年を記念し、2020年3月から行われてきた「神宮の杜芸術祝祭」。その締めくくりとして、昨年7月から延期となっていた「気韻⽣動―平櫛⽥中と伝統を未来へ継ぐものたち」が開催される。会期は3月25日〜5月30日。

東日本大震災から10年、新型コロナウイルス流行から一年。今日の人間の身体は、目には見えない脅威に晒され揺らぎつづけている。福島出身のアーティスト・渡邉洵は、被災してもなお得られていないという3.11への実感を求め、身体を過剰に酷使するパフォーマンスを展開。その活動のなかで渡邉は、いかに自らの身体をとらえてきたのだろうか。渡邉の作品を追ってきたアーティストの布施琳太郎が訊く。

メトロポリタン美術館が、デジタルガレージCEOの林郁(はやし・かおる)から日本の工芸作品18点の寄贈を受けたことを発表した。伝統的な茶器から花器、大鉢、彫刻作品まで、様々な金属加工技術を使ってつくられたコレクションだ。

第3回
多様な文化芸術活動の収益力強化について考え議論する場を提供する、凸版印刷と美術手帖によるプロジェクト「サバイブのむすびめ」。トークイベントの第3回目に登場したのは、日本フィルハーモニー交響楽団(日本フィル)の山岸淳子。演奏会のコラボレーション相手として、落合陽一、WOWの名前が挙がった。モデレーターは事業構想大学院大学特任教授の青山忠靖。

アートフェア東京を運営する一般社団法人アート東京は、5年目となる「日本のアート産業に関する市場調査」を実施。約2万人を対象とした購入動向調査により、日本全体の美術品市場規模を2363億円と推計した。2019年から約8.4パーセントのマイナスとなる。

アメリカ・スミソニアン博物館に属する国立アメリカ歴史博物館が、アメリカで接種された最初の新型コロナウイルスのワクチンに関する資料をコレクションに追加した。

本展は、デザイナー/研究者のミンディ・セウとニューミュージアムの共同によって開催されているオンライン展覧会。1990年以降のサイバーフェミニズムのプロジェクト、ソース、参考文献をひとつのサイト上に収集・引用し、展示する。昨今のオンライン展覧会・アーカイヴにおいて、われわれはどのような態度が必要とされるのか。本展を通し、アーティストの布施琳太郎が論じる。

中堅アーティストを対象に、2018年度から行われている現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の第3回では、写真家・志賀理江子とアーティスト・竹内公太が選出された。その受賞理由について、6名の選考委員に聞いた。

「投票」を軸とする広範なリサーチをもとに、表象や制度をめぐる政治性を考察してきた良知暁。その約10年ぶりとなる個展がspace dikeにて開催された。ある一節を起点とした本展の試みを、キュレーターの飯岡陸がひもとく。

NFT(非代替性トークン)に基づいたクリプトアートにフォーカスした世界初となる大規模な展覧会「Virtual Niche - Have you ever seen memes in the mirror?」が、中国・北京のUCCA Labで開催される。デジタルアーティスト・Beepleをはじめとする30人のアーティストによる60点以上のクリプトアート作品を展示し、クリプトアートへの理解を深めることを目指している。会期は3月26日〜4月4日。

アーティストの齋藤恵汰ら3名が中心となり、今年4月、金沢に新たなアーティスト・イン・レジデンスが設立される。初回のオープンコールは6月を予定。

ステラ マッカートニーは、ユニセックスのカプセルコレクションである2021年春夏のステラ マッカートニー シェアードを発表。今シーズンはアーティスト・奈良美智とのコラボレーションに注目だ。

2017年の結成以来、若手美術家たちによる実験的な活動を展開してきたコレクティブ「カタルシスの岸辺」。「マテリアルショップ」を自称する彼らが昨年、東京・神宮前のEUKARYOTEで行った実店舗プロジェクト「光光DEPO」から見えたその本質とは何か? 小田原のどかがレビューする。

東日本大震災の発生から10年を迎える今年3月11日。キュンチョメが個展「ここにいるあなたへ」を横浜の民家2軒で開催する。

1980年にニューヨーク・ソーホーにオープンした、シンディ・シャーマンやアイザック・ジュリアン、ルイーズ・ローラーなどのアーティストを取り扱うことで知られているギャラリー、メトロ・ピクチャーズが今年のプログラム終了後、永久的に閉鎖することがわかった。

TERRADA ART COMPLEXにあるYUKIKOMIZUTANIは、同ギャラリーで初めてとなる顧剣亨の個展「A PART OF THERE IS HERE」を開催する。会期は3月9日〜4月10日。

アーティストの山内祥太は、VRや3DCGなどの映像技術と自身の身体イメージ、粘土彫刻を組み合わせながら独自の表現を展開してきた。新作個展「第二のテクスチュア(感触)」では、マンガ家・諸星大二郎の「カオカオ様が通る」から影響を受けて書き起こしたという、顔にまつわる短編物語をもとにしたインスタレーションを披露。作家の新展開を予感させた本展を、評論家のgnckがレビューする。