
「松澤宥―イメージとオブジェにあふれた世界」展がパープルームギャラリーで開催。少年時代の作品まで遡る
「日本概念派」の始祖である松澤宥(1922~2006)が、生涯を通していかにして想像力を育んできたのかを浮き彫りにする展覧会「松澤宥―イメージとオブジェにあふれた世界」が、神奈川県相模原市のパープルームギャラリーで開催される。会期は2月22日〜3月2日。

「日本概念派」の始祖である松澤宥(1922~2006)が、生涯を通していかにして想像力を育んできたのかを浮き彫りにする展覧会「松澤宥―イメージとオブジェにあふれた世界」が、神奈川県相模原市のパープルームギャラリーで開催される。会期は2月22日〜3月2日。

三菱の創業150周年を記念し、三菱一号館美術館で「三菱の至宝展」が開催される。本展では、静嘉堂と東洋文庫の所蔵品が一同に集結。東洋史、日本・東洋美術史をかたちづくったコレクションから名品約100点を紹介する。会期は7月8日〜9月22日(展示替えあり)。

時計やオートマタの貴重な作品とともに、その修復師であるミシェル・パルミジャーニの仕事を紹介する展覧会「Mechanical Wonders|機械じかけの生命」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催される。会期は3月26日〜4月1日。

日本では数少ない「ミュージアム・エデュケーター」として活動する会田大也。「あいちトリエンナーレ2019」では、ラーニング・プログラムのみならず、「表現の不自由展・その後」の展示再開に向けた動きでもその力を発揮した。会田が語る「ミュージアム・エデュケーター」の重要性とは?

2019年、京都で日本初となる世界で唯一のグローバルな博物館組織ICOM(国際博物館会議)の大会が行われた。3年に一度、世界各国からミュージアムのエキスパートたちが集まるこの大会とはどのようなものだったのか? その詳細を、ICOM会員でもある和歌山県立近代美術館学芸員・青木加苗が振り返る。

黒一色の木版画で、現在と過去、そして未来に垂れ込む暗雲の予兆を表現してきた風間サチコ。その個展「セメントセメタリー」が、東京・墨田区の無人島プロダクションで開催されている。会期は3月8日まで。

国内最大級の取り扱い点数を誇る美術品オークションハウス「毎日オークション」。同オークションが2020年2月8日に開催した「アート&デザイン」は、アート作品やデザイン家具などを暮らしに取り入れたライフスタイルを提案する、特別なパッケージのイベントセールとなった。

2019年に約10年ぶりの個展「PAINTING」(Satoko Oe Contemporary)を開催した長谷川繁と、パープルームギャラリーにて2019年に「『新しい具象』とは何だったのか? 90年代のニュー・フィギュラティヴ・ペインティングをめぐって」を開催し、長谷川の仕事の再検証を試みた梅津庸一。長谷川繁とはいかなる作家なのか、制作者としての立場から見えてくるものについて、ふたりに対談をしてもらった。

「ナビ派」を中心にした画家たちが描いた子供に焦点を当てる「画家が見たこども展」が、2月15日に東京・丸の内の三菱一号館美術館で開幕した。近代フランスの都市生活や芸術と子供との関係性を検証する本展の見どころをレポートで紹介する(本展は新型コロナウイルスの影響で会期延長となった)。

今週スタートした展覧会と2月16日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。

国内の現代美術を扱う38のギャラリーにより組織される日本現代美術商協会(CADAN)。その初の主催展覧会「CADAN : 現代美術」が、2020年2月15日、16日に東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALLで開催。30ギャラリーが展示を行う。

平櫛田中に師事し、戦後日本の前衛彫刻の世界を切り開いてきた澄川喜一。その大規模個展「澄川喜一 そりとむくり」が、横浜美術館で開幕した。

ロシア人演出家キリル・セレブレンニコフによる、早世の写真家レン・ハンを題材とした舞台作品『OUTSIDE - レン・ハンの詩に基づく』が、ゴールデンウィークに静岡で開催される「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020」で日本初上演。レンが残した詩に、ロシア現代舞台の髄を感じさせる音楽とダンスが重ねられた本作。2名のアーティストによる権力への抵抗と、そこから生み出される純粋な美は何か?(4月3日追記:「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2020」は公演中止となった)

やくしまるえつこが「人類滅亡後の音楽」をコンセプトに、バイオテクノロジーを駆使して制作した《わたしは人類》。その発展形として、六本木ヒルズ全域を舞台に本作を突然変異させる特別企画 「わたしは人類:ミューテーションヒルズ」が、本日2月14日よりスタートした(~3月29日)。その内容とは?

ブルックリンを拠点に活動するアーティスト、ロビン・フロハルトによるアート・インスタレーション《Plastic Bag Store》が、3月18日〜4月12日に「世界の交差点」とも言われるニューヨークのタイムズ・スクエアで公開される。ポップアップの食料品店である本作では、惣菜から掃除用品まで、何千もの使い捨てビニール袋を使って手づくりした食料・日用品が発表される。

PARCOの広告制作に携わっていたイラストレーター山口はるみと、気鋭のグラフィックアーティストでアートディレクターのYOSHIROTTENによるコラボレーション展「HARUMI’S WINTER」が、渋谷PARCO内のNANZUKA 2Gで開催されている。会期は3月1日まで。

岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)。その第23回の受賞者が発表され、野々上聡人が大賞である「岡本太郎賞」を受賞した。

プロジェクションマッピングを使用し、名画の世界を室内空間全体に投影するアート体験プログラム「Immersive Museum」が、2020年4月17日より東京・天王洲の寺田倉庫G1で開催される。第一弾のテーマは「印象派」。モネ、ドガ、ルノワールといった作家の、誰もが知る名画の世界が再現される。

ダムタイプの創設メンバーであり、ソロのアーティストとしても30年以上にわたり世界的に活躍してきた高谷史郎。その初となるドキュメンタリー映画『DUMB TYPE 高谷史郎-自然とテクノロジーのはざま』が、2月29日に渋谷ユーロ・スペースにて公開される。

写真家として関西を中心に活動する金サジは、在日韓国人3世という自身のルーツを出発点に、宗教や儀式、民族、伝統、故郷といった要素を組み込んだ独自の神話的世界を展開する作品で知られる。多文化共生地域の京都駅東南部エリアに2019年に開館した小劇場「THEATRE E9 KYOTO」で開催された個展について、はがみちこが論じる。