未来館が音と手でさぐる新展示「プラネタリー・クライシス」を共同開発中。視覚障害者の自立した鑑賞体験を実現
7年ぶりのリニューアルとして新たに公開された日本科学未来館の4つの常設展示。現在、そのうちのひとつである「プラネタリー・クライシス」において、視覚障害者向けの「音と手でさぐる展示体験」を創出するコンテンツが開発中となっている。
7年ぶりのリニューアルとして新たに公開された日本科学未来館の4つの常設展示。現在、そのうちのひとつである「プラネタリー・クライシス」において、視覚障害者向けの「音と手でさぐる展示体験」を創出するコンテンツが開発中となっている。
今年、ロンドンのコリアン・カルチャー・センターUK(KCCUK)で個展「Audible Garden」(2023年7月21日~10月13日)を開催した韓国人アーティスト、ジンジュン・リー。自らを「光、音、イマジネーションを育てるガーデナー」と表現しているリーの制作に迫る。
日本画家・川端龍子の作品と現代作家・谷保玲奈の高橋龍太郎コレクション所蔵作品をともに展示する「川端龍子プラスワン 濱田樹里・谷保玲奈──色彩は踊り、共鳴する」(後期)が東京・大森の大田区立龍子記念館で開催されている。会期は2024年1月28日まで。
1920〜30年代のパリを中心に、「機械」に関するテーマで制作された様々な芸術作品を通じて機械と人間との関係性を問う展覧会「モダン・タイムス・イン・パリ 1925-機械時代のアートとデザイン」が、箱根のポーラ美術館で開幕した。会期は2024年5月19日まで。
今年3月に逝去した音楽家・坂本龍一。同氏を追悼する展覧会「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」が、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開幕を迎えた。
TOMO都市美術館による大晦日企画「TOMO年越美術館 2023-2024 いる派 PRESENTS 身体アンデパンダン24時」が12月31日の0時より24時間限定で開催される。なお、TOMO都市美術館は来年1月をもって現在の西荻窪の物件を退去。東京・小村井のfloatへ移転となる。
今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
東京オペラシティ アートギャラリーの2024年企画展において、現代美術家・松谷武判の個展が開催される。会期は2024年10月3日〜12月17日。
東京オペラシティ アートギャラリーで、イラストレーター/グラフィックデザイナー・宇野亞喜良(1934〜)の全仕事を網羅する展覧会「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が開催される。会期は2024年4月11日〜6月16日。
近年、インドネシアの歴史や神話を題材にした作品に取り組んでいるアーティスト、今津景。その初の大規模個展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は2025年1月11日〜3月23日。
2020年に惜しまれつつ逝去したKENZOの創設者・髙田賢三(1939〜2020)。その没後初となる大規模個展「髙田賢三 Takada Kenzo」が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は2024年7月6日〜9月16日。
2016年に上海で創設されたBLANKgalleryが、初めてのブランチを東京・神宮前のロケーションにオープンさせた。こけら落としとしては、11人の中国人アーティストによるグループ展を行っている。
オランダの老舗アートフェア「TEFAF」(テファフ、The European Fine Art Foundation)が、これまでにない試みに乗り出した。それが、マーストリヒト大学と連携したキュレーターコースだ。マーケットとアカデミズムのあいだには距離感があるとされているが、この取り組みはそのギャップ解消を狙うという。キーパーソン2人がその実施背景と目的を語った。
2024年2月に竣工予定の「ポーラ青山ビルディング」の敷地内に、現代美術ユニット・SHIMURAbrosによる広がる樹葉をイメージした作品が設置される。
建築家・坂茂が考案した「紙の間仕切りシステム(PPS)」をキャンバスに、ウクライナ難民の現状を伝える「『ペーパー・サンクチュアリ』- ウクライナ難民の現実と詩 - 坂 茂」が大分県立美術館1階のアトリウムで開催される。会期は2024年1月13日〜2月4日。
福岡市美術館で、九州派として活躍した美術家、オチ・オサム(1936〜2015)の、美術館発の回顧展「オチ・オサム展」が開催される。会期は1月24日~3月24日。
ルーヴル美術館が2024年1月より入場料の見直しを発表した。コスト増などに対応するため、一般入場料は現在の17ユーロ(約2700円)から22ユーロ(3500円)に値上げられる。
世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」に招聘され、スタンディング・オベーションに包まれたSPAC-静岡県舞台芸術センターによる野外劇『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険 〜』。初演から20年の節目に、「東京芸術祭 2023」で東京駅を背景に上演された様子を、演出の宮城聰のコメントとともにお届けする。
一般財団法人地域創造が、地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりにとくに功績のあった公立文化施設を顕彰する「地域創造大賞(総務大臣賞)」。その令和5年度の受賞施設が決定した。
アーティストの報酬に関わるガイドラインの策定を目指す、美術のつくり手と担い手のためのネットワーク「art for all」。12月14日に、「世界のアーティストフィーから学ぶ(美術分野における報酬ガイドラインを考えるセミナー②)」がオンラインで開催される。