坂茂のペーパーパーテーションが伝えるウクライナ難民の現実と詩。「ペーパー・サンクチュアリ」が大分県立美術館で開催へ

建築家・坂茂が考案した「紙の間仕切りシステム(PPS)」をキャンバスに、ウクライナ難民の現状を伝える「『ペーパー・サンクチュアリ』- ウクライナ難民の現実と詩 - 坂 茂」が大分県立美術館1階のアトリウムで開催される。会期は2024年1月13日〜2月4日。

 災害時など、避難所で生活する人々のプライバシーを守るために建築家・坂茂が考案した、紙管でできたフレームに布を掛けて完成するシンプルなパーテーション「紙の間仕切りシステム(PPS)」。これをキャンバスに、ウクライナ難民の現状を伝える「『ペーパー・サンクチュアリ』- ウクライナ難民の現実と詩 - 坂 茂」が大分県立美術館1階のアトリウムで開催される。会期は2024年1月13日〜2月4日。

 同企画は、ウクライナ出身の詩人スヴェトラーナ・ラヴォーチキナ、ベルリンを拠点に活動する写真家ヴィンセント・ヘイグスらの作品を、戦争難民として自身もベルリンに身を寄せる作曲家ヴァレンチン シルヴェストロフの音楽とともに展示するものとなる。

 現在進行形で難民支援プロジェクトを行っている坂茂建築設計により、ウクライナ難民のリアルが伝えられることだろう。

©︎ Voluntary Architects’ Network (VAN)
©︎ Vincent Haige

編集部

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