快適性を追求した細やかなアップデート
来館者の利便性と鑑賞環境の質を向上させるため、館内全体にわたって細やかな意匠変更や新サービスの導入が行われた。


展示室では、絵本原画等を収蔵展示する「展示室5」と、低反射合わせガラスを用いた壁面展示ケースを備えた「展示室6」が地下1階に新設。より質の高い鑑賞体験を提供する。

また個人やグループの展示会に対応する「県民ギャラリー」が、来館者の利便性向上のため、従来の地階から正面入口近くへと移設された。
そのほか、アクセシビリティの観点では、本館常用エレベーターの向きを変更し、視認性を向上。また、エレベーターの隣には、地階へと続く美しい「らせん階段」が新設されている。加えてスマートフォンなどで所蔵作品の解説や画像などを無料で閲覧できるアプリサービス「ポケット学芸員」を新たに導入するなど、サービス面の向上も図られている。
前川國男が設計に込めた「開かれた美術館」という精神、そしてそれを受け継ぎ守ろうとした市民の記憶。それらを大切に残しながらも、現代、そして未来のミュージアムに求められるオープンさと優しさを備えて生まれ変わる宮城県美術館。夏の再開館の日を心待ちにしたい。



















