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見どころは「見える収蔵庫」。前川國男建築の宮城県美術館、26年6月にリニューアルオープン【2/5ページ】

バックヤードをオープンに。作品の息づかいを感じる

 今回のリニューアルの目玉のひとつが、新たに誕生する「見える収蔵庫」だ。

 美術館の重要な役割である「作品の収集・保存」の舞台裏は、通常であれば一般の来館者が立ち入ることはできない。しかし今回の改修により、開館中であれば誰でもいつでも無料で、作品が保管されている様子をガラス越しに見学できるようになる。

「見える収蔵庫」は誰でも無料で鑑賞できる

 安全な環境が徹底管理された50平米の収蔵庫内には、専用の絵画ラックに約80点の作品(主に洲之内コレクション)が掛けられており、その様子は壮観だ。普段は見ることのできない美術館の「裏側」に触れることで、特別な臨場感や知的好奇心を味わうことができる。さらに、この部屋を活用した、見える収蔵庫の中に入って行う新しいプログラムの実施も予定されている。

 多くの美術館が収蔵庫の逼迫という課題を抱えるいま、収蔵と展示を両立させ、誰もが無料で見られる宮城県美術館のこの試みは全国的に見ても珍しい。美術館の本質的な役割を可視化させることは、社会に対して美術館をより開くことであり、その重要性をアピールすることにつながるだろう。

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