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「眷属」(龍谷ミュージアム)開幕レポート。多彩な信仰を支える名脇役たちがここに

仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格「眷属」を取り上げる展覧会が、京都の龍谷ミュージアムで開幕した。会期は11月24日まで。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より、中央が国宝《十二神将立像》のうちの安底羅大将立像(1207、建永2年)奈良・興福寺

 京都の龍谷ミュージアムで、秋季特別展「眷属」が開幕した。会期は11月24日まで。

 本展は、「眷属(けんぞく)」をテーマとした展覧会だ。眷属とは仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のことで、主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っている。

展示風景より

 本展は龍谷ミュージアムで昨年度開催された特集展示「眷属─ほとけにしたがう仲間たち─」を特別展としてより充実した内容にしたもの。会場には、国宝 十二神将立像のうちの奈良・興福寺にある《安底羅大将立像》をはじめ、国宝2件、重要文化財10件を含む約80件の貴重な文化財が集結。武将や貴人、子供など、眷属たちの多種多様で魅力的な造形に迫る展覧会となっている。

展示風景より、右が《薬師十二神将像》(鎌倉時代、12〜14世紀)愛知・密蔵院

編集部

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