「GO FOR KOGEI 2024」開幕レポート。可視化される生活のなかの表現、表現のなかの生活

工芸を主軸に、現代美術、アール・ブリュット、デザインを横断的に紹介する芸術祭「GO FOR KOGEI 2024」が開幕。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より、五月女晴佳《Bondage》(2020)

 工芸を主軸に、現代美術、アール・ブリュット、デザインなどとともに横断的に紹介し、工芸の広がりを提示してきた芸術祭「GO FOR KOGEI」。初回開催から23年度までで、のべ14万人以上の来場者を記録してきた本芸術祭が「GO FOR KOGEI 2024」として今年も開幕した。会期は10月20日まで。

展示風景より、葉⼭有樹《双⻯》(2023)

 今年「GO FOR KOGEI 2024」の会場は、初開催となる東山エリア(石川県金沢市)と、昨年も会場となった岩瀬エリア(富山県富山市)の2会場。ものづくりが古くから受け継がれてきた北陸にて 「くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの」をテーマに、作品展示のほか様々なイベントを通じて、現代における新たな工芸を発信するという。総合監修・キュレーターはこれまで同様、秋元雄史(東京藝術大学名誉教授)が務める。本芸術祭のハイライトをピックアップして紹介したい。 

展示風景より、柿沼康二の作品

編集部

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