「工+藝」京都 2026も同時開催
今年のCURATION⇄FAIR Kyotoを訪れるうえでもうひとつ見逃せないのが、東京美術倶楽部が主催する「工+藝」京都 2026だ。「工+藝 」は、120年の歴史を持つ東京美術倶楽部による初の工芸展であり、過去2回東京で実施し、数々の作家たちを紹介してきた。
妙顕寺と本法寺を舞台に開催される同展は、現代工芸の担い手たちと、古美術・近代美術の名品とをひとつの空間で紹介するもの。
妙顕寺では、過去2回の「工+藝」Awardの受賞作家を中心に、陶芸、金工、漆芸、ガラス、刀剣、現代美術など多彩な分野で活動する18名の現代作家が参加。ミヤケマイ、内田鋼一、新里明士、橋本雅也、福田亨らが作品を発表する。



興味深いのは、これらの現代作品とともに、作家たちが創作のなかで影響を受けた古美術や近代美術の作品が展示される点だ。狩野元信、長谷川等伯、与謝蕪村、黒田辰秋、ルーシー・リー、山口長男など、異なる時代や文化的背景をもつ作家たちの作品が、現代工芸と同じ空間に並ぶ。ここで示されるのは、工芸を過去から継承される技術としてだけではなく、時代を超えて更新され続ける創造的な営みとしてとらえ直す視点だろう。
古美術と現代美術、工芸とファインアート。従来の分類によって隔てられてきた表現を横断的に見るという試みは、CURATION⇄FAIR Kyotoが掲げる理念とも深く結びついている。




















