京都・西陣エリアで、アートフェア「CURATION⇄FAIR Kyoto 2026」が開幕した。会期は11月8日まで。
規模を拡大した2回目
「CURATION⇄FAIR」は、美術における学術的な領域とマーケットの往還を促進し、長期的な価値基準の醸成を目指す事業としてスタートした。2025年に京都で初開催され、今年で2回目を迎える。
今年の大きな変化は、その規模だ。昨年は大本山 妙顕寺を中心に展開されたアートフェアが、今年は本山 妙覺寺、本山 本法寺を加えた三寺院へと会場を拡大。出展者も19軒から33軒に増え、海外ギャラリーが初参加するなど、国際色も加わった。

しかし、本フェアで注目したいのは、たんなる規模の拡大ではない。一般的なアートフェアでは、ギャラリーごとに区切られたブースのなかで作品が展示・販売される。これに対し、CURATION⇄FAIR Kyotoが舞台とするのは、歴史を重ねてきた寺院建築そのものだ。
昨年は日本美術の歴史や価値を知ることに重点が置かれていたが、今年は作品とそれを取り巻く環境との関係へと視点を移した。寺院の建築や庭園、そこに蓄積された時間や精神性と作品とがどのように呼応するのか。鑑賞体験そのものを問い直すことも、本フェアの重要なテーマとなっている。では、どのような展示が展開されているのか、会場ごとに紹介したい。


































