2022.3.17

NFTマーケットプレイスnanakusaが「SBINFT」としてリニューアル。パートナーにはスプツニ子!も

SBINFT株式会社はNFTの発行・販売・二次流通機能を備えたマーケットプレイス「nanakusa」を「SBINFT Market」としてリニューアルオープンさせた。

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 NFTの発行・販売・二次流通機能を備えたマーケットプレイス「nanakusa」が「SBINFT Market」としてリニューアルした。デジタルアート・音楽・写真などの作品から、ゲームアイテムやチケットといった有用性あるNFTまで幅広く並ぶ。

 購入方法は、仮想通貨決済(ETH / Polygon)と、NFT作品によってはクレジットカード決済も可能。またSBINFT公式サイトでの口座開設は不要なため、初心者でもスムーズに参加できるところが強みだ。購入したNFTは、二次流通の際も一次販売者である著作者にロイヤリティを分配することができる。

 加えて、初心者からビッグ・コレクターまで安心してNFTを楽しめるように法律面もサポート。国内法がまだ整備されていないNFTマーケットにおいて一番の悩みの種となる、資金決済法抵触や知的財産権侵害などへの対策を取ったビジネスを展開している。

 今回、nanakusaからSBINFTへのリニューアルに際して、ウェブサイトのデザインが変わり、言語対応も現在の日本語・英語に、中国語・韓国語を追加。リニューアルを記念して、VRメタバースである「Decentraland(ディアセントラランド)」と「Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)」に、SBINFT Market専用の常設アートギャラリーが設置された。

Cryptovoxelsに設置されたSBINFT Marketの常設アートギャラリー。今後公認アーティストや提携のコンテンツ事業者による作品展示やイベントを開催していくという
Decentralandにもギャラリーが出現

 また新しいパートナーとしてアーティストのスプツニ子!ら5組が参画。スプツニ子!は、生理を疑似体験できる装置を着けた異性装者の青年を描いた《生理マシーン、タカシの場合。》(2010)のNFTを発行。今年2月に52ETH(約1570万円)で購入され話題を集めた。

 継続的に双方向性のある取引をかなえ、クリエイターとファンの新しい関係を創出するNFT。デジタル化が遅れる日本のアート業界において、SBINFTはNFTの浸透とマーケットの活性化を後押しするだろうか。