プッシー・ライオットがウクライナの国旗を使ったNFTを発表。ウクライナを支援

ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアのアクティヴィスト集団「プッシー・ライオット」らがウクライナを支援するための資金調達プロジェクトを立ち上げ、ウクライナの国旗を使ったNFTを発表した。

PartyBid「ウクライナDAO」のページより

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、クリプトアート界でもウクライナを支援するための資金調達プロジェクトが立ち上がっている。

 ロシアのアクティヴィスト集団「プッシー・ライオット」の創設メンバーであるナジェージダ・トロコンニコワは2月25日、Trippy LabsとPleasrDAOのメンバーとともに分散型自律組織「ウクライナDAO」を立ち上げ、ウクライナの国旗を使ったNFTを発表。

 プッシー・ライオットは、「私たちの目標は、プーチンがウクライナで始めた戦争に苦しむ人々を支援するウクライナの民間団体に寄付するための資金を集めることだ」とツイート。参加者は、ウクライナDAOへの暗号通貨の送金またはウクライナ国旗のNFTに入札することで寄付ができる。

 このシングルエディションのNFTは、「PartyBid(共同入札)」のかたちで購入することが可能。入札者は、購入に支払ったイーサリアムの量に比例してNFTを受けとることができる。

 入札は3月2日まで行われており、2月28日現在は約1260イーサリアム(約335万ドル)の資金を調達している。すべての収益は、戦争で苦しむウクライナの民間人を支援するための組織に寄付されるという。

 ウクライナの国旗を使うことについて、トロコンニコワはアメリカの仮想通貨関連メディア「Decrypt」に対して次のように説明している。「特定のアーティストや美学についてではなく、私たち全員よりもはるかに大きな何かについてであり、純粋な連帯のジェスチャーだ」。

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