今週末に見たい展覧会ベスト21。坂本龍一からターナー、竹久夢二まで【4/5ページ】

「没後20年 井田照一展」(豊田市美術館)

 愛知県の豊田市美術館で、「没後20年 井田照一展」が開催される。会期は10月24日〜2027年1月11日。

《Week Day》(1966)豊田市美術館蔵

 井田照一(1941〜2006)は、京都市生まれ。1965年に京都市立美術大学西洋画科専攻科を修了後、国内外の版画ビエンナーレ等で多数受章し、2004年には紫綬褒章を受章した。60年代より独自の版画表現で脚光を浴び、創作活動は油彩、水彩、立体、インスタレーションへと拡大。「Surface is the Between(表面は間である)」をコンセプトに掲げ多様な作品を発表した。

 本展では、同館所蔵の初期から晩年までの作品を通して、多領域へと拡大していった井田の活動を振り返る。会場では、多彩な版画をはじめ、初公開作品を含む油彩、水彩、ペーパーワーク、陶、ブロンズ、布など多様なメディアによる作品を多数展示。さらに、1962年から2006年まで制作が続けられた401点からなるミクストメディア作品「Tantra」の全点展示を紹介する。

会期:2026年10月24日~2027年1月27日
会場:豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
電話:0565-34-6610
開館時間:10:00~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、11月23日、1月11日は開館)、12月28日〜2027年1月4日
料金:一般 1300円 / 高校・大学生 1000円 / 中学生以下 無料

「長谷川繁 ペイン天狗」(豊田市美術館)

 愛知県の豊田市美術館で、「長谷川 繁 ペイン天狗」展が開催される。会期は10月24日〜2027年1月24日。

《死ゲル》(2021)豊田市美術館蔵:Copyright the artist, courtesy of Satoko Oe Contemporary, photo by Kenji Aoki

 本展は、愛知県立芸術大学大学院修了後にドイツやオランダで滞在制作を行い、1980年代末より作品を発表してきた画家・長谷川繁(1963〜)の制作を振り返るもの。ナスやキュウリ、魚、西洋由来のモチーフなど限られたパーツを自在に組み立てる長谷川の長年の制作を、新旧織り交ぜて紹介する。

 会場では、90年代の滞在期に描かれた大画面作品から、発表休止期を経て制作された精力的な最近作までを展示。また、幼少期からの生活のなかで育まれた独自の感受性にも着目し、同館のコレクションと長谷川の作品、および長谷川の雑多な収集品とで構成した一室を設け、その世界を体験できる。

会期:2026年10月24日~2027年1月24日
会場:豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
電話:0565-34-6610
開館時間:10:00~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、11月23日、1月11日は開館)、12月28日〜2027年1月4日
料金:一般 1300円 / 高校・大学生 1000円 / 中学生以下 無料

「ジュエリーは、誰を夢みる」(京都国立近代美術館)

 京都市の京都国立近代美術館で、「ジュエリーは、誰を夢みる」展が開催される。会期は10月24日〜2027年1月17日。

新里明子、ヘッド/ノーズピース《Another Skin》(2015)

 本展は、戦後日本におけるコンテンポラリー・ジュエリーの展開を振り返るもの。専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジのコレクションを中心に、約50年ぶりにドイツから来日する作品群や現代作家の作品を含む約350点を展示。身につける行為そのものに表現が宿るという、ジュエリーの芸術的可能性を探る。

 会場では、1964年に設立された日本ジュエリーデザイナー協会(JJDA)の活動を起点に、1970〜80年代の「国際ジュウリー・アート展」、さらに90年代以降の国際交流を通じて発展した日本のコンテンポラリージュエリーの歴史を紹介。素材の価値だけでなく、デザインやコンセプトそのものを重視する考え方が日本に浸透していく過程をたどる内容となる。

 なお本展は、島根県立石見美術館(2027年3月20日~6月21日)、山梨県立美術館(2027年7月3日~8月29日)に巡回する。

会期:2026年10月24日~2027年1月17日
会場:京都国立近代美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
電話:075-761-4111
開館時間:10:00~18:00(金は~20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、11月23日、1月11日は開館)、11月24日、12月29日~1月3日、1月12日
料金:一般 2000円 / 大学生 1300円 / 高校生 600円 / 中学生以下 無料

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