EXHIBITIONS

山田遼志個展「CITYNESS 2012~2026」

2026.10.23 - 10.31
 東京・東銀座のSHUTLで、山田遼志の個展「CITYNESS 2012~2026」が開催されている。会期は10月31日まで。

 山田は1987年生まれ。アニメーション作家。東京都在住。多摩美術大学在学中の2010年より作品制作を開始し、アヌシー国際アニメーション映画祭をはじめ、国内外の数多くの映画祭で作品を発表してきた。18年には文化庁新進芸術家海外研修制度によりドイツへ渡り、アニメーション作家アンドレアス・ヒュカーデに師事。帰国後は自主制作を継続するいっぽう、ミュージックビデオや広告などのコミッションワークにも活動の領域を広げている。25年には初個展を開催した。

 本展では、2014年の《Waiter》、17年の《Hunter》、そして25年に完成した、映画祭でのみ公開の《Builder》からなるアニメーション作品「CITYNESS」3部作を上映するほか、近年制作されたドローイングなどを発表している。

 3つの作品を通して山田が繰り返し描いてきたのは、都市の内部で個人が集合し、群衆や共同体、制度といった個人とは異なる存在が形成されていく過程だ。一人の人間が集団の一部となること。異なる個体が集まることで、一人では生み出せなかった文化や運動が生まれること。そして成立した集合が、再びその内部にいる個人へと作用していくこと。CITYNESSの制作を終えた現在、こうした関心がアニメーションという形式を越え、ドローイングや絵画、立体へと展開されている。

 会場では「CITYNESS」3部作とともに、大型ドローイングをはじめとする新作・未発表作品を展示。また、ZINEやポスター、アパレルなど、作品が展示空間の外へと展開していくための複数の媒体も公開している。