もうすぐ閉幕
「杉本博司 絶滅写真」展(東京国立近代美術館)
東京・竹橋の東京国立近代美術館で、杉本博司(1948〜)の大規模回顧展「杉本博司 絶滅写真」が9月13日まで開催されている。会場レポートはこちら。

これまで多数の美術館個展を国内外で行ってきた杉本。本展は、写真作品のみで構成される国内の美術館個展としては、森美術館「杉本博司:時間の終わり」(2005)以来、21年ぶりとなる。
デジタル化によって銀塩写真が急速に姿を消しつつあるいま、杉本はなぜタイトルに「絶滅」という言葉を掲げたのか。そこにはデジタル技術の普及によって急速に失われつつある銀塩写真というメディアの終焉と、作家自身の人生の終焉という2つの意味が込められているという。いっぽうで、本展はメディアによる表現の可能性を拡張してきた作品を見通すことで、何が本当に絶滅しようとしているのか、という問いを投げかけている。
会期:2026年6月16日〜9月13日
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜17:00(金土〜20:00) ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 2300円 / 大学生 1200円 / 高校生 700円 / 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名 無料
「ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―」(東京都庭園美術館)
東京・白金台にある東京都庭園美術館で開催中の「ルーシー・リー展 ―東西をつなぐ優美のうつわ―」が9月13日に閉幕する。国立工芸館での会場レポートはこちら。

本展は、20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902〜1995)の国内では約10年ぶりとなる回顧展だ。会場には、国立工芸館に寄託された井内コレクションをはじめとする国内の収蔵作品が一堂に会している。また、リーがウィーンで出会ったヨーゼフ・ホフマンや、イギリスで知り合ったバーナード・リーチ、ハンス・コパー、濱田庄司など、交流のあった作家たちの作品も紹介。日本を中心とした東洋のやきものとの関係性も見直す機会となっている。
会期:2026年7月4日〜9月13日
会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5–21–9
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1400円 / 大学生 1120円 / 高校生・65歳以上 700円 / 中学生以下無料 ※日時指定予約制
藤田嗣治生誕140周年特別参観「国宝迎賓館で出会う、フランスのやわらかな風景」(迎賓館赤坂離宮)
画家・藤田嗣治(1886〜1968)の生誕140周年を記念した特別参観「国宝迎賓館で出会う、フランスのやわらかな風景」が、東京・元赤坂の迎賓館赤坂離宮で開催されている。会期は9月15日まで。会場レポートはこちら。

迎賓館赤坂離宮は1909年に東宮御所として建設され、74年からは国の迎賓施設として活用されてきた。日本で唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築として知られ、2009年には本館をはじめとする建造物群が国宝に指定。16年からは接遇に支障のない範囲で、通年での一般公開が実施されている。
今回の特別参観では、同館が所蔵する藤田の油彩画6点を見ることができる。4点が東・西玄関に展示されているほか、通常は非公開となっている2点についても、晩餐会に使用される「花鳥の間」にて特別展示されている。
会期:2026年8月13日〜9月15日
会場:迎賓館赤坂離宮
住所:東京都港区元赤坂2-1-1
電話番号:03-3479-1430
料金:[本館・庭園]一般 2000円 / 大学生 1500円 / 中高生 700円 / 小学生以下無料
[本館・和風別館・庭園]一般 2500円 / 大学生 2000円 / 中高生 900円 / 小学生以下は参観不可
「波板と珊瑚礁 ー 建築を遠くに投げる八の実践」(WHAT MUSEUM)
東京・天王洲アイルのWHAT MUSEUMで、グループ展「波板と珊瑚礁 - 建築を遠くに投げる八の実践」が開催中。会期は9月13日まで。会場レポートはこちら。

本展では、模型をたんなる完成予想の縮尺物としてではなく、概念や思考の断片を担うメディウムとしてとらえ、その拡張的な側面に焦点を当てる。模型を通じて長い時間軸のなかで環境や社会との関係を構想することで、建築的思考の射程をあらためて問い直すものとなっている。
出展作家は、ALTEMY、Office Yuasa、ガラージュ、GROUP、DOMINO ARCHITECTS、畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオ、平野利樹、RUI Architects。
会期:2026年4月21日〜9月13日
会場:WHAT MUSEUM
住所:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号
開館時間:11:00~18:00 ※入館は閉館1時間前まで
料金:一般 1500円 / 大学生専門学生 800円 / 中高生 無料 / 小学生 無料
リナ・バネルジー個展「“You made me leave home…」(エスパス ルイ・ヴィトン東京)
東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で、南アジア系ディアスポラのアーティスト、リナ・バネルジーの個展「“You made me leave home...」が開催されている。会期は9月13日まで。会場レポートはこちら。

本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラム10周年と、エスパス ルイ・ヴィトン設立20周年を記念するもの。会場では、作家自身がセレクトした19点のインスタレーション、彫刻、絵画が、開放的なギャラリーを満たす。すべての作品は、移動あるいは移住というテーマを宿しており、2つの巨大なインスタレーションが展示の核をなしている。それらを中心に、立体と絵画の作品群が「星座を描くように」(バネルジー)に配置された。
会期:2026年3月19日〜9月13日
会場:エスパス ルイ·ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ·ヴィトン表参道ビル 7F
電話番号:0120-00-1854
開館時間:12:00〜20:00
料金:無料





































