「波板と珊瑚礁 - 建築を遠くに投げる八の実践」(WHAT MUSEUM)開幕レポート。模型を通じて建築家たちの思考の「断片」を垣間見る

東京・天王洲アイルのWHAT MUSEUMで、建築を問い直すグループ展「波板と珊瑚礁 - 建築を遠くに投げる八の実践」が開幕した。会期は9月13日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=三澤麦(編集部)

GROUP「都市と眠り」(2026) 映像=稲田禎洋 撮影=編集部

 東京・天王洲アイルのWHAT MUSEUMで、建築を問い直すグループ展「波板と珊瑚礁 - 建築を遠くに投げる八の実践」が開幕した。会期は9月13日まで。なお、本展では外部キュレーターとして、建築コレクティブ・SUNAKIメンバーの砂山太一が参画する。

 WHAT MUSEUMの建築倉庫では、建築家が制作した800点以上の建築模型を保管しており、展示などを通じて、模型に込められた建築的思考の発信を行ってきた。昨年3月のリニューアルオープンでは、新たに体験型スペースも増設されている。

建築倉庫の建築模型展示 Photo by Katsuhiro Aoki

 本展では、模型をたんなる完成予想の縮尺物としてではなく、概念や思考の断片を担うメディウムとしてとらえ、その拡張的な側面に焦点を当てる。効率や喫緊の課題解決が求められる現代においては、建築もその例外ではない。模型を通じて長い時間軸のなかで環境や社会との関係を構想することで、建築的思考の射程をあらためて問い直すものとなっている。

 出展作家は、ALTEMY、Office Yuasa、ガラージュ、GROUP、DOMINO ARCHITECTS、畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオ、平野利樹、RUI Architects。

RUI Architects「Prop」(2026) Photo by Keizo KIOKU
平野利樹「東京箱庭計画」(2026) Photo by Keizo KIOKU

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