今週末に見たい展覧会ベスト16。川合玉堂から毛利悠子展まで【3/5ページ】

今週開幕

「東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス」(東京都美術館

 東京・上野の東京都美術館で、企画展「東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス」が開幕した。会期は10月7日まで。

 本展では、日本初の公立美術館として誕生した東京都美術館と、日本近現代美術の展開をたどるとともに、上野から遠く離れた場所で発表を前提とせず私的/個人的に展開された美術活動を紹介。「上野」「大牟田」「ブエノスアイレス」といったそれぞれの場所の「100年」を並行して振り返ることで、美術の持つ根源的な意味や、美術館の今後の在り方について再検討する機会を創出している。

会期:2026年7月23日~10月7日
会場:東京都美術館
住所:東京都台東区上野公園8-36
開館時間:9:30~17:30(金~20:00) ※入室は閉室30分前まで
休館日:月(8月10日・9月21日は開室)
料金:一般 1200円 / 65歳以上 1000円 / 学生・18歳以下、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者1名まで 無料

「藝大式 美術の "ミカタ" ―この夏、藝大生になる―」(東京藝術大学大学美術館

 東京・上野の東京藝術大学大学美術館本館で「藝大式 美術の "ミカタ" ―この夏、藝大生になる―」が開幕した。会期は9月23日まで。

小倉遊亀《径》東京藝術大学

 本展は、2026年から28年の3年にわたって毎夏に開催するシリーズ企画の第一回展だ。東京藝術大学の現役講師陣による12コマの「講義」を、美術館のなかで「展覧会」として展開。美術の歴史、実技、表現、鑑賞、素材、保存修復など、美術に関する多様なテーマを、同館のコレクションを中心とする芸術作品を教材として「聴講」するように鑑賞する。

 また同展の会場では、現役の藝大生による模写の実践や、体験展示、ワークショップを実施。大人には「夏季集中講座」、子供には「夏休みの体験学習」として、それぞれの「講義」を「履修」する内容となっている。来場者が「藝大生」となり、美術の奥深さや楽しみ方を学ぶことができる。

会期:2026年7月24日~9月23日
会場:東京藝術大学大学美術館
住所:東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学大学美術館
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(8月10日・9月21日は開館)
料金:一般 2000円 / 大学生 1200円 / 中学・高校生 600円

毛利悠子 Recompose」(横浜美術館

 神奈川県の横浜美術館で「毛利悠子 Recompose ― 第60回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館帰国展」が開幕した。会期は11月23日まで。

第60回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館「Compose」展示風景(2024)(主催:国際交流基金) 撮影:久家靖秀

 毛利悠子は1980年神奈川県生まれ。磁力、重力、空気のゆらぎといった自然現象をメインモチーフに、日用品などの身のまわりのものや機器を組み合わせたオブジェを介して、不規則な動きやノイズ音を現出させるインスタレーションで知られている。2024年のヴェネチア・ビエンナーレでは日本館代表作家として選出され、国際交流基金のコミッション、イ・スッキョンのキュレーションのもとで個展「Compose」を開催した。本展はこの展覧会が約2年の時を経て凱旋するものだ。

 展覧会は毛利が継続して取り組んできた2つの代表的なシリーズである「モレモレ(Moré Moré[Leaky])」と「デコンポジション(Decomposition)」で構成される。両シリーズに共通する、水の循環や変容を可視化したこれらの作品は、空間全体に拡がる光や音、匂いによって鑑賞者の五感に働きかける。

会期:2026年7月24日~11月23日
会場:横浜美術館 ギャラリー9
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
開館時間:10:00~18:00(11月21日、22日〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:木(8月13日、9月24日、11月19日は開館) 
料金:無料

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