「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」が弘前れんが倉庫美術館で開催へ。東北初となる個展【2/2ページ】

青森の風景に着想した新作も

 本展は、風間の1990年代の初期作から近年の代表的な木版画、そして弘前での展示にあわせた最新作の絵画まで、約60点を紹介するものとなる。新作の油彩画では、弘前で出会った一冊の本がきっかけとなって生まれた「白鳥」を描いたシリーズを展示。作品内には、本展に向けたリサーチで目にした平内町の浅所海岸や青森市の合浦公園などの風景が登場し、歴史や文学、伝説のイメージと重ね合わされているのもポイントだ。

風間サチコ 白鳥の聲が聞こえる 2026 作家蔵 ©︎Sachiko Kazama Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production Photo by Kei Miyajima

 また、青森や岩手の旧南部藩で遊ばれていたとされるカルタの一種「黒札」の図案を巨大化させたアクリル画も公開。あわせて、風間の「方丈ルーム」での作品の思索の軌跡をたどることができる、部屋型のインスタレーションも展示される。

編集部