もうすぐ閉幕
エリザベス・グラスナー「Head Games」(ペロタン東京)
ペロタン東京で、エリザベス・グラスナーによる個展「Head Games」が8月31日まで開催されている。
本展は、小型絵画15点と大型絵画2点によって構成され、グラスナーの画家としての美意識の高さと広がりを示す内容となっている。展示作品には、ピクトリアリズム、プロセス、パフォーマンスといった要素が集約。グラスナーの油絵具の技巧が光るだけでなく、鑑賞者自身や他者に対する認識がいかに想像と現実の作用次第であるかをも指し示すという。
小型の絵画作品が一堂に会するこの機会に、グラスナーの独特な制作プロセスやその心の内を垣間見ることができるだろう。
会期:2024年7月2日〜8月31日
会場:ペロタン東京
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階
電話番号:03-6721-0687
開館時間:11:00〜19:00
休館日:日月祝
料金:無料
「村上隆 もののけ 京都」(京都市京セラ美術館)
現代美術家・村上隆による規模個展「村上隆 もののけ 京都」が9月1日まで京都市京セラ美術館 東山キューブで開催中だ。担当キュレーターは高橋信也。レポートはこちら。
日本美術の平面性とアニメーションなどの現代文化を接続させた「スーパーフラット」セオリーの提唱者であり、日本を代表する現代美術家として国際的なアートシーンで高い評価を得てきた村上。「村上隆 もののけ 京都」は、そんな村上にとって国内の大規模個展は「村上隆の五百羅漢図」(森美術館)以来8年ぶり3回目であり、京都では初となる。6つの部屋には約180点の作品(うち9割は新作)が並んでおり、7月には新たに16点の新作が追加されている。
会期:2024年2月3日〜9月1日
会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334
開館時間:10:00〜18:00(8月の金土〜20:00) ※最終入場は17:30まで
休館日:月(ただし祝日の場合は開館)
料金:一般 2200円 / 大学・専門学校生 1500円 / 高校生 1000円 / 中学生以下無料 ※京都市内に在学・通学の大学生以下は無料
「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」(森美術館)
米国の現代美術を代表するブラック・アーティストのひとり、シアスター・ゲイツ。その日本初となる森美術館での大規模個展「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」が9月1日で幕をとじる。企画は德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)、片岡真実(森美術館館長)。レポートはこちら。
本展のタイトル「アフロ民藝」は、1950〜60年代の米国の公民権運動「ブラック・イズ・ビューティフル」と日本の「民藝運動」の哲学とを融合し、ゲイツがハイブリッドな文化の未来構想として考えた造語。展覧会は、「神聖な空間」「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」「ブラックネス」「年表」「アフロ民藝」の5章で構成されており、ゲイツの作品のみならず、日本の香や酒老舗の職人とコラボレーションした作品や、ゲイツとゆかりの深い常滑で制作された陶芸、歴史的資料のアーカイヴなども並ぶのが大きな特徴だ。
会期:2024年4月24日〜9月1日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜22:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:[平日]一般 2000円 / 学生(高校・大学生) 1400円 / シニア(65歳以上) 1700円 / 子供(中学生以下)無料
[土・日・休日]一般 2200円 / 学生(高校・大学生) 1500円 / シニア(65歳以上) 1900円 / 子供(中学生以下)無料
「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」(菊池寛実記念 智美術館)
戦後日本の陶芸界において中心的な役割を果たした前衛陶芸家集団・走泥社。その活動を紹介する「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」の後期会期が9月1日までとなっている。担当は同館主任学芸員の島崎慶子。レポートはこちら。
走泥社は1948年、八木一夫、叶哲夫、山田光、松井美介、鈴木治の5人によって結成され、同人の入れ替わりを経ながら50年間にわたり活動し、日本の陶芸界を牽引した団体だ。長年の活動を通じ、陶によるオブジェを世間に認知させたこと、そして陶芸固有の表現世界を切り開いたことが評価されている。
本展はこの走泥社の作家の作品を展示するとともに、同時代の美術との影響関係や四耕会をはじめとしたほかの前衛芸活動や海外の制作も紹介。その比較も交え、前衛陶芸が生まれた時代を俯瞰できる構成になっている。
会期:後期 7月5日~9月1日
会場:菊池寛実記念 智美術館
住所:東京都港区虎ノ門4-1-35
電話番号:03-5733-5131
開館時間:11:00〜18:00
休館日:月
料金:[通常券]一般 1100円 / 大学生 800円 / 小中高生 500円 [二回券]一般1700円/ 大学生 1300円 / 小中高生 700円
「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」(国立ハンセン病資料館)
東京・東村山市の国立ハンセン病資料館で「絵ごころでつながる-多磨全生園絵画の100年」が9月1日まで開催中だ。企画は美術家としても活動をしている吉國元(国立ハンセン病資料館 学芸員)。レポートはこちら。
本展は、ハンセン病患者の療養施設である国立療養所多磨全生園(以下、多磨全生園)に見られた絵画活動を通史で紹介する初めての展覧会。1923年に第一区府県立全生病院(現・多磨全生園)の礼拝堂で初めて開催された「第壱回絵画会」を皮切りに、戦時中に結成された絵画サークル「絵の会」の活動、そして近年の個人における制作活動までを、111点の絵画作品(文献込みで231点)から紹介するものとなっている。
会期:2024年3月2日~9月1日
会場:国立ハンセン病資料館2階 企画展示室
住所:東京都東村山市青葉町4-1-13
電話番号:042-396-2909
開館時間:9:30~16:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日は開館)、祝翌日
料金:無料
「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」(二子玉川ライズ スタジオ & ホール)
東京の二子玉川ライズ スタジオ & ホールで「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」が9月1日で閉幕する。なお、本展は休館中のBunkamura ザ・ミュージアムが主催しており、担当学芸員は同館の菅沼万里絵が務めている。レポートはこちら。
本展は鈴木の東京初となる大規模個展で、《まばたきの葉》や《空気の人》といった代表作をはじめ、これまで鈴木がその視点によって発想してきた作品約50点を一堂に展示するものとなっている。本展にあわせて実施された鈴木のインタビューもぜひご覧いただきたい。
会期:2024年7月20日~9月1日
会場:二子玉川ライズ スタジオ & ホール
住所:東京都東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ
開館時間:10:00〜19:00(土〜20:00)
電話番号:050-5541-8600
休館日:会期中無休
料金:一般 1000円 / 大学・高校・中学生 700円 / 小学生 500円
「徳川美術館 尾張徳川家の至宝」(サントリー美術館)
東京・六本木のサントリー美術館で、名古屋の徳川美術館が所蔵する尾張徳川家の名品を紹介する展覧会「徳川美術館 尾張徳川家の至宝」が9月1日までの開催されている。レポートはこちら。
公益財団法人徳川黎明会は、尾張徳川家に伝わった美術品を後世に伝えていくために設立された財団だ。徳川美術館と徳川林政史研究所のふたつの施設を運営しているが、なかでも徳川美術館は国宝9件、重要文化財59件を含む約1万点を収蔵している。本展は同館のコレクションを厳選して展示し、尾張徳川家の歴史と格調高い大名文化を紹介するものとなっている。
会期:2024年7月3日~9月1日
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4(東京ミッドタウン ガレリア3F)
電話番号:03-3479-8600
開館時間:10:00~18:00(金、8月31日は〜20:00) ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火
料金:一般 1800円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下 無料
「いきもの賞玩」展(皇居三の丸尚蔵館)
昨年リニュアルオープンした皇居三の丸尚蔵館で開催中の企画展「いきもの賞玩」が9月1日で閉幕する。レポートはこちら。
昨年11月から今年6月にかけて、同館は開館記念展「皇室のみやび─受け継ぐ美─」を4期にわたって開催し、同館の収蔵品から国宝を含む様々な作品を紹介してきた。
今回の展覧会は、同館のコレクションのなかから動物や植物に関わるテーマに絞った作品を紹介するもの。3章立てとなる会場の「詠む・描く」では、書跡から昆虫や鳥を詠んだ詩や和歌、絵画から動物が描かれている場面の絵巻などが展示。「かたどる・あしらう」では、かつて明治宮殿などを飾るためにつくられた花瓶や壁掛けをはじめとする数々の工芸品、「いろいろな国から」では、世界各国から贈られたその国の伝統工芸品や、国を代表する作家による美術品などが紹介されている。
会期:2024年7月9日~9月1日
会場:皇居三の丸尚蔵館
住所:東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30〜17:00(8月30日を除く金土は〜20:00)
休館日:月
料金:一般 1000円 / 大学生 500円 / 高校生以下、18歳未満、70歳以上は無料
「⽇常アップデート」(東京都渋谷公園通りギャラリー)
東京・渋谷の東京都渋谷公園通りギャラリーで「⽇常アップデート」が9月1日まで開催されている。レポートはこちら。
非日常であるコロナ禍においては、様々なところで「日常」について意見が交わされ、またそれをテーマとした多くの美術作品も制作された。しかし、5類感染症への移行から1年を経た現在では、それが遠い過去のようにも感じられる。いっぽうで、今年1月に起きた能登半島地震、あるいは日々ニュースで目にするウクライナやパレスチナの戦乱などを見ると、改めて当たり前に思える「日常」は、極めて不安定なものであると感じることも多い。
本展はこうした「日常」を様々な視点から喚起させる、飯川雄大、関口忠司、土谷紘加、原田郁、宮田篤、ユ・ソラの6名が参加した展覧会となっている。
会期:2024年6月15日~9月1日
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー
住所:東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館1F
電話番号:03-5422-3151
開館時間:11:00~19:00
休館日:月
料金:無料
「伊藤潤二展 誘惑」(世田谷文学館)
東京都世田谷区の世田谷文学館で開催中の、マンガ家・伊藤潤二(1963〜)による初の大規模個展「伊藤潤二展 誘惑」が9月1日で閉幕する。レポートはこちら。
伊藤は歯科技工士として勤務する傍ら、雑誌「月刊ハロウィン」に初投稿した『富江』が「楳図賞」にて佳作を受賞しデビュー。以来、『首吊り気球』『死びとの恋わずらい』『うずまき』ほかを発表してきた。2019年『フランケンシュタイン』ではアイズナー賞「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞し、21年『地獄星レミナ』にて「最優秀アジア作品賞」、『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「Best Writer / Artist部門」を同時受賞、22年『死びとの恋わずらい』にて通算4度目の同賞受賞。23年、アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」受賞。そのほかも数多くの受賞を経験し、国内外問わず読者から絶大な支持を得ている。
会場は序章を含めた全5章立てとなっており、マンガ原稿やイラスト(本展描き下ろし新作3点を含む)、挿絵・下絵、書籍、資料などが合わせて約600点も展示されるといった大ボリュームの展覧会だ。
会期:2024年4月27日〜9月1日
会場:世田谷文学館
住所:東京都世田谷区南烏山1-10-10
電話番号:03-5374-9111
開館時間:10:00~18:00 ※展覧会入場、ミュージアムショップは17:30まで
休館日:月
料金:一般 1000円 / 65歳以上・大学・高校生 600円 / 小・中学生 300円 / 障害者手帳をお持ちの方 500円(ただし大学生以下は無料)※混雑時は入場制限あり
「草間彌生、具象を描く」展(草間彌生美術館)
東京・早稲田の草間彌生美術館で、「草間彌生、具象を描く」展が9月1日まで開催されている。レポートはこちら。
草間彌生と言えば、水玉をはじめとする単一モチーフの反復による抽象絵画でよく知られているが、そのいっぽうで草間は10代の頃から動植物の写生を数多く描いてきた。そうした具象絵画は草間の創作活動の出発点とも言えるものであり、幻視や内面のヴィジョンを具体的なかたちに表すものとして、その後も様々な変遷を遂げてきた。本展は、1940年代から現在までに草間が制作してきた具象作品の多様な展開に注目するものとなっている。
会期:2024年4月27日~9月1日
会場:草間彌生美術館
住所:東京都新宿区弁天町107
開館時間:11:00〜17:30
休館日:月火水(祝日の場合は開館)
料金:一般 1100円 / 小中高生 600円 / 未就学児は無料
※日時指定の予約・定員制(各回90分)。毎月1日10:00(日本時間)に美術館ウェブサイトにて翌々月分のチケット発売開始
※チケットは美術館ウェブサイトのみで販売。美術館窓口での取り扱いなし
「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)
兵庫県立美術館で、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の、これまでの仕事を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開催中だ。会期は9月1日まで。レポートはこちら。
安彦は1947年北海道遠軽町生まれ。66年に弘前大学に入学するも除籍となり上京。アニメーターとして活動し始める。『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当。以降、『クラッシャージョウ』で劇場版アニメの監督を務めたほか、テレビアニメ作品では自身が原作の『巨神ゴーグ』を生み出す。のちにマンガ家に転身し『アリオン』『ヴイナス戦記』『クルドの星』『ナムジ』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』などを精力的に発表し、最新作はマンガ『乾と巽-ザバイカル戦記-』となる。
本展は安彦の少年期から青年期の歩みもふり返りながら、多彩な分野の作品のすべてを取り上げ、そこに共通するテーマにせまる初の試みとなっている。
会期:2024年6月8日~9月1日
会場:兵庫県立美術館
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
電話番号:078-262-1011
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 1900円 / 大学生 1000円 / 高校生以下 無料 / 70歳以上 950円 / 障害者手帳等お持ちの方(一般)450円 / 障害者手帳等お持ちの方(大学生)250円
「AOMORI GOKAN アートフェス2024」(青森県内5つの美術館・アートセンター)
青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館といった、青森県内にある現代美術を扱う5つの美術館・アートセンター。この5館が連携する初のアートフェスティバル「AOMORI GOKAN アートフェス2024」が9月1日までの会期となっている。
今年のテーマは「つらなりのはらっぱ」。「はらっぱ」という言葉は、青森県立美術館を設計した建築家・青木淳が提唱した「原っぱ」論を援用したものだ。目的をもって行くところではなく、5館がはらっぱのような、訪れることで何かに出会い、何かが起こる場所として機能し、将来に向かって新たな関係性が築かれることを期待して設定されたものだ。
このテーマのもと、各館はそれぞれの特徴を活かした企画展やワークショップ、トーク、音楽イベントなどを開催。フェス後半の8月からは、2022年のドクメンタ15でも展示され注目を集めた栗林隆の《元気炉》が共通企画として各館を巡回している。
会期:2024年4月13日〜9月1日
会場:青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館
料金:ウェブサイトを参照
今週開幕
「ISSEY MIYAKE LE SEL D'ISSEY: Imagination of Salt」(21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3)
21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で「ISSEY MIYAKE LE SEL D'ISSEY: Imagination of Salt」が8月28日よりスタートした。
水の香りを表現したフレグランス「ロードゥイッセイプールオム」から30年。三宅一生が本質的な自然のエレメントから得た新たなコンセプトのフレグランスが、ISSEY MIYAKE PARFUMSより誕生する。
その発表を機に開催される本展では、新作フレグランスのボトルをデザインしたデザイナー兼アーティストの吉岡徳仁が、香りのインスタレーションを手がける。会場では、彫刻的なフォルムのボトルデザインのプロセス紹介や、フレグランスを手がけた調香師カンタン・ビシュのインタビューなど、スペシャル映像も展示されている。
会期:2024年8月28日〜9月8日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所:東京都港区赤坂9-7-6(東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
電話番号:03-3475-2121
開館時間:10:00〜19:00
休館日:会期中無休
料金:無料
「キャラクター・マトリクス」(BUG)
東京・丸の内のアートセンターBUGで、アーティスト・たかくらかずきとの共同企画展「キャラクター・マトリクス」が8月30日よりスタートした。
本展は、キャラクターをテーマにしたグループ展となる。出展作家にはたかくらのほか、青山夢、影山紗和子、九鬼知也、谷村メイチンロマーナ、平山匠を迎え、それぞれのオリジナルキャラクターをモチーフとした新作を発表。会場には、高台やスロープが設置されており、来場者は目線の高さを変えたり、動き回ったりすることで、様々な角度から作品の鑑賞ができるよう設計されている。
会期:2024年8月30日〜9月16日
会場:BUG
住所:東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1階
開館時間:11:00〜19:00
休館日:火
料金:入場無料
「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」(山形県山形市)
第6回目の開催となる「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」は、9月1日より初めて蔵王温泉と東北芸術工科大学を会場に開催される。
人々の心身を癒し、いのちを育む場所として歴史を刻んできた蔵王温泉で開催される今回のテーマは「いのちをうたう」に決定。「温泉地でのアート体験により心身の健康を回復する」というコンセプトのもと、様々な展覧会やイベントを蔵王温泉街の各所で展開するという。会期中には、多彩なアプローチを行う40組以上のアーティストが参加する。
会期:2024年9月1日〜16日
会場:蔵王温泉、東北芸術工科大学
料金:無料(一部有料プログラムあり)