イントロダクションとしての ヴァージル・アブロー

カニエ・ウェストのクリエイティブ・ディレクターで、建築家、アーティスト、デザイナーなど多様な肩書きを持つヴァージル・アブロー。ジャンルを超えて複層的な活動を見せる彼を育んだ背景とはどのようなものか? ファッションブランド「writtenafterwards」を手がけ、展覧会のアートディレクションやファッション学校「coconogacco」の運営を行う山縣良和によるヴァージル・アブロー論。

INSIGHT

人類学と美術表現の多様な交点。 リニューアルした『美術手帖』6月号は「アートと人類学」特集

リニューアル第1号となる5月7日発売の『美術手帖』6月号の特集は、世界と人間の営みを探究してきた人類学と、美術表現の多様な交点を探る「アートと人類学」特集。フィールドワークによる作品から研究機関でのプロジェクトまで、実践の数々を取り上げるほか、五木田智央による特別付録も。

NEWS / HEADLINE

第7回

桑久保徹連載7:A Calendar for Painters Without Time Sense

アーティスト・桑久保徹による連載の第7回。2018年1月、小山登美夫ギャラリー(東京)での個展で発表された「カレンダーシリーズ」は、桑久保が尊敬する画家の生涯をひとつのキャンバスに込めて描いたシリーズ。美術史の中にいる多くの作家から、桑久保の選んだピカソ、フェルメール、アンソール、セザンヌ、スーラ、ゴッホの6人を表現した。この連載では、その制作にいたった経緯や葛藤、各作家との対話で見えてきた感情、制作中のエピソードが織り込まれた個展のためのステートメントを、全8回にわたってお届けする。今回は、ピカソ、そしてマグリットとの対峙。しかし、事態は危機的状況に。

Mr.ビーンが手にする餃子の皮あるいは干し大根。副田一穂が見た「澤田華 見えないボールの跳ねる音」展

印刷物やウェブサイト上の写真にわずかに写り込んだ「正体不明の何か」に目を向け、調査することで「写されたもの」の認識を問う澤田華。ある本に掲載されていた一人のコメディアンの写真を扱う最新作を、愛知県美術館学芸員の副田一穂が考察する。

REVIEW

コレクティブはなぜ必要か? 梅津庸一×梅沢和木×松下徹が語った、「アート・コレクティブ」特集トークレポート

5月1日、銀座蔦屋書店(東京)にて、『美術手帖』4・5月合併号「アート・コレクティブ」特集の関連トークが開催された。梅津庸一(パープルーム)、梅沢和木(カオス*ラウンジ)、松下徹(SIDE CORE)が登壇したイベントの様子をレポート。

NEWS / REPORT

宝石を凌ぐ価値を持つ。 「アンティーク・レース」の 優美な世界に酔いしれる

世界的なアンティーク・レースのコレクターで鑑定家でもあるダイアン・クライスの数万点にもおよぶ膨大なコレクションから約170点のアンティーク・レースを紹介する「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」が渋谷区立松濤美術館で開催される。会期は2018年6月12日〜7月29日。

NEWS / EXHIBITION