
大岩オスカールの「光をめざす旅」。日本では10年ぶりの大規模個展が金沢21世紀美術館で開幕
光あふれる色彩とダイナミックな構図、そしてユーモアや社会批評を交えながら力強い絵画を生み出してきた大岩オスカール。その日本では10年ぶりとなる大規模な個展「大岩オスカール 光をめざす旅」が、金沢21世紀美術館で開幕した。近作を中心とした約60点の作品が集まる本展の見どころとは?

光あふれる色彩とダイナミックな構図、そしてユーモアや社会批評を交えながら力強い絵画を生み出してきた大岩オスカール。その日本では10年ぶりとなる大規模な個展「大岩オスカール 光をめざす旅」が、金沢21世紀美術館で開幕した。近作を中心とした約60点の作品が集まる本展の見どころとは?

フランク・ゲーリー設計のもと、2012年に開館予定でだったグッゲンハイム・アブダビが、2023年にオープンすると予想されている。グッゲンハイム財団傘下最大の美術館となる同館は、草間彌生やラリー・ベルなど、1960年代以降の収蔵品で構成されるという。

ドイツ・デュッセルドルフにある公立美術館、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(K20)で開催された「ミュージアム・グローバル」展。世界7つの地域における1910〜60年代の作品を紹介する展覧会だ。東京、モスクワ、サンパウロ、メキシコシティ、シムラ、ベイルート、ザリアといったヨーロッパ以外の都市におけるモダニズムの受容について、同館の研究者らが数年にわたって取り組んだプロジェクトの成果として発表された。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴が考察する。

まもなく始まる2019年ゴールデンウィークに向け、10連休を利用して訪れたい、編集部注目の15の展覧会を3回に分けて紹介する。第3回は西日本編。

静岡県の東伊豆クロスカントリーコースで開催される人気野外フェスティバル「Rainbow Disco Club」。今年は会期中に、音楽家のジョニー・ナッシュと、気鋭のグラフィックアーティスト・YOSHIROTTENによる音とビジュアルのインスタレーション《FUTURE NATURE x Melody As Truth Installation Supported by G-SHOCK》が突如出現するという。

京都府立植物園で、野村仁や石毛健太など7名によるグループ展「生きられた庭」が開催される。本展はキュレーターによるガイドツアー形式で行われ、ウェブ上でも多様なドキュメンテーションの方法が試みられる。会期は5月12日~19日。

世界を代表するデザインの見本市「ミラノデザインウィーク」。昨年から引き続き参加したソニーが、今年は「Affinity in Autonomy」をテーマにした展示を行った。5つのセクションからなる本展でソニーが伝えたかったものとは何か? ソニー (株)クリエイティブセンター チーフアートディレクターの石井大輔と、シニアアートディレクターの前坂大吾のコメントを交え、現地の様子をお届けする。

今年1月に東京港区の防潮扉で発見された、神出鬼没の覆面アーティスト・バンクシーが描いたとされるネズミの絵が、4月25日より東京都庁第一本庁舎2階のロビーで一般公開されている。展示期間は5月8日まで。

まもなく始まる2019年ゴールデンウィークに向け、10連休を利用して訪れたい、編集部注目の15の展覧会を3回に分けて紹介する。第2回は東日本編。

超高層ビルへの建て替えを目前に控えた東京・京橋の戸田建設本社ビルを舞台に、オリンピック・パラリンピック以降の日本を考えるためのアートイベント「TOKYO 2021」が開催される。同イベントでは、建築家の中山英之、藤村龍至による「課題」を軸とした建築展(8月3日〜24日)、黒瀬陽平がキュレーションを務める美術展「慰霊のエンジニアリング」(9月14日〜10月20日)が行なわれる。

実験映画や独立系映画をフォーカスした国際映画祭「全州国際映画祭(JIFF)」が、5月2日〜11日に韓国南西部の全州で開催される。「Cinema, Liberated and Expressed」をテーマとした、52ヶ国から262本の映画が上映される今回の映画祭の見どころとは?

年齢や性別、プロ・アマを問わず、映像クリエイターと作品企画を募集するコンペティション「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」。5回目となる今年の作品募集がスタートした。応募期間は6月12日まで。

日常生活を支えるテクノロジーの計算に注目し、コンピュータ・プログラミングによる数理的処理や、その結果を用いたインスタレーション作品を発表してきた平川紀道。現代社会に絶えず存在する未知の領域との接続のあり方や、既知とのあいだに存在するわずかな値を探求する平川作品を、中尾拓哉がレビューする。

60年にわたって現代美術界を牽引してきたドイツ人作家、ゲルハルト・リヒター。その個展「PATH」が、東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催されている。本展では、世界初公開となる最新エディション作品《PATH》のほか、大型のガラス立体作品を展示。会期は4月20日〜6月1日。

無意味にも思える行動を収めた映像作品で知られる作家、丹羽良徳の個展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」が、東京・渋谷のGALLERY X BY PARCOで開催されている。本展では新作が発表されるほか、様々なイベントも行なわれる。会期は5月7日まで。

ISSEY MIYAKEのテキスタイル・ディレクターとして活躍してきた皆川魔鬼子を中心に、独自の素材開発に取り組んできたブランド「HaaT」。そんな「HaaT」の2019年春夏コレクションを紹介する展覧会「KURA展:BATIK」が、京都・三条のISSEY MIYAKE KYOTOで開催される。会期は4月27日〜5月26日。

建築空間をフィルターに誰もが自由に歩き回り、驚きと出会うことをコンセプトとした展覧会「Wandering Wonder ーここが学ぶ場ー」が、東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムで開催される。会期は5月22日〜9月1日。

オーストリア・ウィーンで19世紀末から20世紀初頭にかけて開花した独自の文化。いま注目を集めるグスタフ・クリムトやエゴン・シーレらが活躍したこの黄金期の芸術に焦点を当てた「ウィーン・モダン」展が、国立新美術館で開幕した。

既製品や映像、ものなど、多彩な要素を組み合わせたインスタレーションをてがける大岩雄典が、東京・駒込倉庫にて、美術家で建築家の砂山太一企画による個展を開催した。2階建ての建物全体を用いて大岩の作品が配置された同展は、会場構成に建築家・奥泉理佐子も参加し、重層的な意味構造と空間体験を生み出している。本展について、フランス哲学、芸術学、映像論を専門とする福尾匠がレビューする。

横尾忠則展「B29と原郷 -幼年期からウォーホールまで-」が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催。本展は、マッカーサーやアンディ・ウォーホルなど、戦後の歴史上で存在感を放った著名人たちを題材にした作品群を中心に構成される。会期は5月31日〜7月6日。