大岩オスカールの「光をめざす旅」。日本では10年ぶりの大規模個展が金沢21世紀美術館で開幕

光あふれる色彩とダイナミックな構図、そしてユーモアや社会批評を交えながら力強い絵画を生み出してきた大岩オスカール。その日本では10年ぶりとなる大規模な個展「大岩オスカール 光をめざす旅」が、金沢21世紀美術館で開幕した。近作を中心とした約60点の作品が集まる本展の見どころとは?

NEWS / REPORT

地域美術史と、美術館の普遍的価値を考える。 鈴木俊晴評「ミュージアム・グローバル」展

ドイツ・デュッセルドルフにある公立美術館、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(K20)で開催された「ミュージアム・グローバル」展。世界7つの地域における1910〜60年代の作品を紹介する展覧会だ。東京、モスクワ、サンパウロ、メキシコシティ、シムラ、ベイルート、ザリアといったヨーロッパ以外の都市におけるモダニズムの受容について、同館の研究者らが数年にわたって取り組んだプロジェクトの成果として発表された。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴が考察する。

REVIEW

音楽家ジョニー・ナッシュとYOSHIROTTENがタッグ。「Rainbow Disco Club」に突如現れる、音とビジュアルのインスタレーションとは?

静岡県の東伊豆クロスカントリーコースで開催される人気野外フェスティバル「Rainbow Disco Club」。今年は会期中に、音楽家のジョニー・ナッシュと、気鋭のグラフィックアーティスト・YOSHIROTTENによる音とビジュアルのインスタレーション《FUTURE NATURE x Melody As Truth Installation Supported by G-SHOCK》が突如出現するという。

NEWS / EXHIBITION

「生きられた庭」に紡がれる新たなナラティブ。キュレーターによるガイド形式のグループ展が京都府立植物園で開催

京都府立植物園で、野村仁や石毛健太など7名によるグループ展「生きられた庭」が開催される。本展はキュレーターによるガイドツアー形式で行われ、ウェブ上でも多様なドキュメンテーションの方法が試みられる。会期は5月12日~19日。

NEWS / EXHIBITION

ロボティクスは対峙するものではなく共生するもの。ソニーがミラノデザインウィークで見せた「Affinity in Autonomy<共生するロボティクス>」

世界を代表するデザインの見本市「ミラノデザインウィーク」。昨年から引き続き参加したソニーが、今年は「Affinity in Autonomy」をテーマにした展示を行った。5つのセクションからなる本展でソニーが伝えたかったものとは何か? ソニー (株)クリエイティブセンター チーフアートディレクターの石井大輔と、シニアアートディレクターの前坂大吾のコメントを交え、現地の様子をお届けする。

NEWS / PROMOTION

オリンピック後の東京を考えるために。藤村龍至、黒瀬陽平らが参加のイベント「TOKYO 2021」が開催決定

超高層ビルへの建て替えを目前に控えた東京・京橋の戸田建設本社ビルを舞台に、オリンピック・パラリンピック以降の日本を考えるためのアートイベント「TOKYO 2021」が開催される。同イベントでは、建築家の中山英之、藤村龍至による「課題」を軸とした建築展(8月3日〜24日)、黒瀬陽平がキュレーションを務める美術展「慰霊のエンジニアリング」(9月14日〜10月20日)が行なわれる。

NEWS / EXHIBITION

未知と既知、可知と不可知のあいだ。中尾拓哉評 平川紀道「human property(alien territory)」

日常生活を支えるテクノロジーの計算に注目し、コンピュータ・プログラミングによる数理的処理や、その結果を用いたインスタレーション作品を発表してきた平川紀道。現代社会に絶えず存在する未知の領域との接続のあり方や、既知とのあいだに存在するわずかな値を探求する平川作品を、中尾拓哉がレビューする。

REVIEW

ゲルハルト・リヒターがワコウ・ワークス・オブ・アートで個展「PATH」を開催。世界初公開作品に見る新たな表現とは

60年にわたって現代美術界を牽引してきたドイツ人作家、ゲルハルト・リヒター。その個展「PATH」が、東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催されている。本展では、世界初公開となる最新エディション作品《PATH》のほか、大型のガラス立体作品を展示。会期は4月20日〜6月1日。

NEWS / EXHIBITION

「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」試みとは? 丹羽良徳の個展がGALLERY X BY PARCOで開催中

無意味にも思える行動を収めた映像作品で知られる作家、丹羽良徳の個展「誰も要求していない計画に全会一致で合意する」が、東京・渋谷のGALLERY X BY PARCOで開催されている。本展では新作が発表されるほか、様々なイベントも行なわれる。会期は5月7日まで。

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独自の素材開発に取り組むブランド「HaaT」。ろうけつ染めによる新作コレクションを紹介する「KURA展:BATIK」がISSEY MIYAKE KYOTOで開催

ISSEY MIYAKEのテキスタイル・ディレクターとして活躍してきた皆川魔鬼子を中心に、独自の素材開発に取り組んできたブランド「HaaT」。そんな「HaaT」の2019年春夏コレクションを紹介する展覧会「KURA展:BATIK」が、京都・三条のISSEY MIYAKE KYOTOで開催される。会期は4月27日〜5月26日。

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映像、テキスト、水、構造物ー重層的な空間がおりなす体験とは。福尾匠評 大岩雄典「スローアクター」展

既製品や映像、ものなど、多彩な要素を組み合わせたインスタレーションをてがける大岩雄典が、東京・駒込倉庫にて、美術家で建築家の砂山太一企画による個展を開催した。2階建ての建物全体を用いて大岩の作品が配置された同展は、会場構成に建築家・奥泉理佐子も参加し、重層的な意味構造と空間体験を生み出している。本展について、フランス哲学、芸術学、映像論を専門とする福尾匠がレビューする。

REVIEW

戦後の著名人をモチーフに。横尾忠則展「B29と原郷 -幼年期からウォーホールまで-」がSCAI THE BATHHOUSEで開催

横尾忠則展「B29と原郷 -幼年期からウォーホールまで-」が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催。本展は、マッカーサーやアンディ・ウォーホルなど、戦後の歴史上で存在感を放った著名人たちを題材にした作品群を中心に構成される。会期は5月31日〜7月6日。

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