PREMIUM

第10回

WORLD REPORT「サンパウロ」:ダイバーシティの尊重と加熱するアートを通じた社会批判

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「サンパウロ」は、独立200周年を迎えたブラジルの植民地時代からの歴史に起因する、諸問題に対する社会批判の数々を3つの展覧会から紹介する。

SERIES / WORLD REPORT

PREMIUM

「ポスト・ファシスト党」勝利とイタリアのゆくえ。海外の美術界が憂う極右・右派ポピュリストの文化政策

2022年9月25日のイタリア総選挙で、「イタリアの同胞(FDI)」を第一党とする右派連合が勝利した。10月21日、同国初の女性首相となったジョルジャ・メローニは、かつての独裁者ムッソリーニを支持したファシストの戦後運動をくむ極右。国際情勢およびイタリア文化への影響を、英・仏メディアを参考に経緯を追う。

INSIGHT

第58回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:人生を楽しむ術

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第58回は、断熱材や発泡スチロールで城などの立体物を制作する山下弘明さんに迫る。