
「ノスタルジア―記憶のなかの景色」「懐かしさの系譜─大正から現代まで 東京都コレクションより」(東京都美術館)開幕レポート。なぜ美術は懐かしさを求めるのか
東京都美術館で、上野アーティストプロジェクト2024「ノスタルジア―記憶のなかの景色」とコレクション展「懐かしさの系譜─大正から現代まで 東京都コレクションより」が開幕した。会期はともに2025年1月8日まで。ふたつの展覧会の様子をレポートする。

東京都美術館で、上野アーティストプロジェクト2024「ノスタルジア―記憶のなかの景色」とコレクション展「懐かしさの系譜─大正から現代まで 東京都コレクションより」が開幕した。会期はともに2025年1月8日まで。ふたつの展覧会の様子をレポートする。

第9回
日本全国にあるミュージアムが販売するオリジナルのミュージアムグッズ。今回はオリジナルに加えてショップのセレクトグッズも含め、編集部がとくに気になるものをピックアップしてご紹介する。

平安文学をテーマにした日本美術の名品を紹介する「平安文学、いとをかし―国宝『源氏物語関屋澪標図屏風』と王朝美のあゆみ」が東京・丸の内の静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)で始まった。会期は2025年1月13日まで。

第45回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年10月号の「ニューヨーク」では、MoMA PS1で開催されたフィリピン生まれのアメリカ人女性作家パシータ・アバドの回顧展を取り上げる。アバドの作品から読み取れるメッセージ、そして非白人や女性といったマイノリティ作家の再評価の流れの行方は。國上直子が考察する。

第27回
18世紀から現代までの衣装と現代美術の作品を通じ、装いがもたらすアイデンティティの変容や他者とのつながりを紐解く展覧会「LOVEファッション―私を着がえるとき」が、11月24日まで京都国立近代美術館で開催されている。本展の趣旨やそこに込められた思いなどについて、企画者のひとりである小形道正(大妻女子大学 専任講師)が解説する。

東京・神宮前のGallery 38でサウンド・アーティスト細井美裕の初個展「STAIN」が開催中だ。これまで音が空間や時間の知覚を変容させる可能性を探求してきた作家が見せるオブジェの数々は何を意味するのか? NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]学芸員の指吸保子が聞いた。

長期休館中の東京都江戸東京博物館(江戸博)。その仮囲いを同館コレクションをもとに彩るプロジェクト「TOKYO CITY CANVAS」が公開されている。

リスボンにあるカルースト・グルベンキアン財団の近現代美術館「Centro de Arte Moderna(CAM)」が9月21日新装オープンした。改修・拡張された建築と庭園のあいだにつくられ、日本の現代アーティストらを招いたプログラム名ともなった「エンガワ」と、同地出身のレオノール・アントゥネスによる柿落とし展について現地からリポートする。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

東京都現代美術館で、岡﨑乾二郎(1955〜)による東京初の大規模展覧会「岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」が開催される。会期は2025年4月29日~7月21日。

東京都美術館と東京藝術大学によるソーシャルデザインプロジェクト「とびらプロジェクト」。そのオープン・レクチャーVol.15 として、「ろう者・難聴者・聴者がいっしょに『 』」が11月17日に開催される。

横浜市民ギャラリーあざみ野で、人の視覚と写真・映像技術の関係性とその展開をテーマに同館のカメラ、写真、文献のコレクションを展示する「眼の技法 色・空間・動きのイメージ」が開催される。会期は2025年1月25日~2月23日。

パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンで、ポップ・アートの象徴的な存在であるトム・ウェッセルマンに焦点を当てる展覧会「Pop Forever, Tom Wesselmann &…」が開催中。ウェッセルマンを中心に、ポップ・アートがいかに今日も生き続けているかを体感できる展示となっている。

ピカソのセラミック・コレクションで知られるヨックモックミュージアムでは、日本の文化においてなじみ深い「見立て」の要素からその造形の広がりと創作のプロセスを見直す「ピカソ・セラミック ―『見立て』の芸術」が2025年12月28日まで開催中だ。

若手アーティストの支援を目的とする「ASUEチャリティーアートオークション」が、11月20日〜23日に代官山ヒルサイドテラスで開催され、収益の一部は若手作家の海外での挑戦資金として寄付される。11月20日の午後5時〜8時には一般参加できるレセプションも行われる。

住友コレクションを核とする京都の泉屋博古館が、2025年4月にリニューアルオープンを迎える。

3年にわたる大規模改修工事のさなか、11月1日に一部事業を再開した横浜美術館。リニューアルオープンを迎える2025年2月8日に記念展「おかえり、ヨコハマ」が開催される。

岡山市内を会場に3年に1度開催されている国際現代美術展「岡山芸術交流2025」。そのタイトルが「青豆の公園」(The Parks of Aomame)に決定し、参加作家も発表された。

国立新美術館で、香港のM+との共同企画展「日本の現代美術1989-2010(仮称)」が2025年9月3日に開催予定。11月8日、その詳細が発表された。

ポーラ ミュージアム アネックスで、チャリティオークション「Place in my heart」展が12月1日まで開催中。11月11日からは、出展作品のオークションと抽選販売もオンライン上でスタートした。