東京都やフジテレビなどが実行委員会となって、今秋の開催が予定されていた「東京お台場トリエンナーレ2025」(10月18日〜12月25日)。その開催が見直されることとなった。
東京都の発表によると、実行委員会側から準備継続が困難である旨が伝えられ、「現状では主催者として関係者の理解を得られないこと、協賛の確保が難しいこと」などが理由として挙げられている。
これを受け、東京都は現在の枠組みでの開催は見送り、実行委員会の組成から見直しを図ったうえで、新たな芸術祭の開催を検討するという。
同トリエンナーレのアーティスティック・ディレクターには建畠晢、三木あき子、山峰潤也(25年1月に逝去)が名を連ねており、すでに、草間彌生らの参加が発表されていた。
なお、フジテレビは1月27日に行った一連の報道に関する記者会見のなかで、同トリエンナーレについて言及しており、「今年はできない。中止するかどうかは決まっていないが、延期も中止もありえる」とし、予定通りの開催は困難との見解を示していた。