
ムンクから霧のアーティストまで。今週末に見たい3つの展覧会
今週はじまった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。言わずと知れた名作《叫び》が初来日するムンク展から霧のアーティスト・中谷芙二子の日本初の大規模個展まで、この機会をお見逃しなく。

今週はじまった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。言わずと知れた名作《叫び》が初来日するムンク展から霧のアーティスト・中谷芙二子の日本初の大規模個展まで、この機会をお見逃しなく。

篠山紀信の新作展「光の情事──篠山紀信 展」が、山梨・北杜市の清春芸術村 光の美術館で開催される。会期は11月17日〜2019年2月24日。

ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンク。その代表作を一堂に公開する回顧展「ムンク展—共鳴する魂の叫び」が東京都美術館で開幕した。100パーセントムンク作品で構成される本展では、約100点(油彩は60点以上)の作品が一堂に紹介されている。(掲載作品はすべてオスロ市立ムンク美術館蔵 All Photographs ©︎Munchmuseet)

クリスティーズで25日に行われたオークションに、AI(人工知能)が“描いた”作品が世界で初めて出品。予想落札価格の43倍となる43万2500ドル(約4800万円)で落札された。

化石燃料会社とのスポンサーシップにより、抗議活動の標的となっているヨーロッパの美術館。その活動を受けて、大手石油会社「シェル」が、ロンドンのナショナル・ギャラリーとの12年にわたったスポンサー契約を終了した。

写真家 レスリー・キーの個展「WE ARE LOVE photographed by LESLIE KEE」が、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催される。本展は、リーがこれまでに取り組んできた2つの「愛」にまつわるプロジェクトから、新作含む約100点を紹介するもの。会期は11月23日~12月24日。

新たな夜景の創造を試みる国際アートイベント 「スマートイルミネーション横浜2018」が10月31日〜11月4日の5日間にわたって開催される。東日本大震災をきっかけにスタートしたこのイベントの内容とは?

京都市立芸術大学で教授を務め、土を用いた作品をつくり続けてきた陶芸家・秋山陽の個展「秋山陽 —はじめに土ありき—」が、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで開催される。会期は11月10日〜25日。

10月29日に開幕する「ムンク展ー共鳴する魂の叫び」(東京都美術館)に先駆け、エドヴァルド・ムンクを特集した『美術手帖』10月号増刊が刊行された。”叫びの画家”として世界中に知られる狂気のイメージだけでは語ることができないムンクの真実を、多彩な執筆陣が解き明かす内容となっている。

2018年3月14日にこの世を去ったスティーヴン・ホーキング博士。その遺品22点がクリスティーズのオンラインセール「On the Shoulders of Giants」で出品されることが明らかになった。

都市論を再考する展覧会「変容する周辺 近郊、団地」が、東京都品川区の八潮団地で開催中だ。本展は、様々な年齢の作家たちがアートを通じて、都市の近郊、埋立地、団地をめぐる問題に挑んでいる。会期は11月4日まで。

加納俊輔展「ピンク・シャドウ」が、東京・神楽坂のMaki Fine Artsで開催される。本展では、美術家・井田照一の作品からアイデアを得たという新作を見ることができる。井田が生前に掲げていた「Surface is the Betweenー表面は間である」というコンセプトは、作品における階層構造を強く意識してきた加納に、どのような影響を与えたのだろうか。会期は10月26日〜11月25日。

写真家・山本渉の新作展が、東京・新宿のユミコチバアソシエイツで開催される。本展では、10年にわたるリサーチのもと、「欲望のかたち」を可視化することを試みた作品を見ることができる。会期は11月22日~12月22日。

踊り念仏で知られる時宗とその宗祖・一遍上人。この時宗の基盤を整備し、大きく発展させた二祖・真教上人の700年遠忌にあたる2019年、京都国立博物館で特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」が開催される。

人類の平和に貢献したアーティストの業績を顕彰し、世界の恒久平和を希求する「ヒロシマの心」を、現代美術を通して広く世界へとアピールすることを目的とした「ヒロシマ賞」。1989年に創設された本賞の第11回の受賞者が、アルフレッド・ジャーに決定した。

今年9月4日から4日間にわたり開催された、「第86回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2018」。そのなかでも230社による、暮らしをデザインする商品にフォーカスした「LIFE×DESIGN」には、約5万人が来場。その内容を紹介する。

UDSグループが「アート&カルチャー」をコンセプトに京都で企画・設計・運営する「ホテル アンテルーム 京都」。これと同一ブランドの「ホテル アンテルーム 那覇」が2020年に開業する。

2004年に廃止され、今年「東京都選定歴史建造物」に選定された上野の旧博物館動物園駅が11月23日より一般公開されることが発表された。構内では、上野のリサーチをもとに演出家・羊屋白玉が書き下ろした物語を読み解きながら鑑賞するインスタレーション作品が展開される。

ミヅマアートギャラリーがニューヨークに新たなギャラリースペース「Mizuma, Kips & Wada Art」を開廊。グランドオープンを記念して、天野喜孝展「DEVA LOKA」が開催されている。会期は11月18日まで。

世界各地にグラフィティを残す覆面アーティスト、バンクシー。その名をさらに広めることになったのが2018年10月5日、ロンドンのサザビーズに登場し、バンクシー自ら額縁に仕込んだシュレッダーで切り刻まれた《Girl With Balloon》を発端とする一連の出来事だった。こうした“事件”を通して、つねに世間を騒がせてきたバンクシーとはいったい何者なのか? その姿に迫る3本の映画を紹介する。