第65回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:舞い上がれバルーン

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第65回は、「ジャンピング・バルーン」と呼ばれる気球スポーツをテーマに版画を制作する近藤正勝さんに迫る。

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サー・ジョン・ソーン博物館の心臓部。ドローイング・オフィスが200年の歴史を経て初公開へ

18世紀から19世紀のイギリスで、新古典主義を代表する建築家として活躍したジョン・ソーン卿。彼はまた、膨大な数の美術工芸品や絵画を集めたコレクターとしても知られている。その名を冠したサー・ジョン・ソーン博物館は、それらの貴重な品々をソーン卿自らが設計した元自宅兼仕事場内に文字通り所狭しと並べた興味深い場所だ。そしていま、当時弟子たちの作業場としてつくられたドローイング・オフィスと呼ばれるスペースが、同博物館の200年近い歴史で初めて一般公開されている。

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都心に現る「いきもの図鑑」。人と自然の境界を問う「六本木アートナイト2023」

「六本木アートナイト2023」が5月27日、28日の2日間にわたり、4年ぶりのオールナイトで開催。メインプログラム・アーティストに栗林隆+Cinema Caravan、鴻池朋子を迎え開催される本イベントでは、約45組のアーティストによる約70のプログラムが六本木の街に展開される(本稿は5月26日掲載記事の再編集版です)。

NEWS / REPORT

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第10回

10ヶ月で学ぶ現代アート 第10回:これからの「現代アート」はどうなる?──現代アートの「未来」

文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山本浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。最終回となる第10回は、現代アートの「未来」を考えます。

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第21回

WORLD REPORT「クアラルンプール」:私的な記憶とコミュニティ。協働が生み出す新たな試み

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「クアラルンプール」では、昨年のドクメンタ15を受けてアートの視点を東南アジア・マレーシアに移したアート・ジャーナリストの金井美樹が、「労働と重量 旅する展覧会展」展や「プロジェクト555 長引くパンデミックの小さな観察」展、そしてマレーシアにおけるクリエイティブなコミュニティの事例を取り上げる。

SERIES / WORLD REPORT

現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」が新スペースをオープン

特定のスペースを持たず、作品やアーティストに最適な場所で展覧会を企画・運営してきた現代アートギャラリー「Galerie Supermarkt」が東京・神宮前に新たなスペースを6月3日にオープンする。あえて固定のスペースを構えることで、恒常的なコミュニケーションを鑑賞者と交わしていくことを目的のひとつとしている。

NEWS / EXHIBITION