「ソーシャリー・エンゲージド・アート」の余白。山本浩貴評「DISPLACEMENT|笹原晃平」展

今年7月、仙台のGallery TURNAROUNDで大阪を拠点に活動するアーティスト・笹原晃平の個展が開催。彼のこれまでの制作とともに、地域や社会と深く関わる実践的なアートプロジェクト「社会実践ポストポン」を中心に展開された。笹原の芸術実践における「余白」に着目し、それがどのようにしてソーシャリー・エンゲージド・アートの可能性を広げるかについて、文化研究者の山本浩貴が論じる。

REVIEW

PREMIUM

特別展「はにわ」(東京国立博物館)で注目したいグッズ5選

古墳時代の約350年間、王の古墳に並べられた素焼きの造形物「埴輪(はにわ)」。この埴輪に焦点を当てた、挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」が、東京・上野の東京国立博物館で開幕した。そのオフィシャルショップでチェックしたいグッズを、編集部がピックアップして紹介する。

INSIGHT

「Everyday Enchantment 日常の再魔術化」(シャネル・ネクサス・ホール)開幕レポート。興味をかき立てる造形が提示する日常のなかの気づき

東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、長谷川祐子による次世代キュレーター育成のためのプロジェクト「長谷川Lab」とコラボレーションした企画シリーズ「Everyday Enchantment 日常の再魔術化」が開幕した。会期は12月8日まで。

NEWS / REPORT

「神戸六甲ミーツ・アート」が築いてきたものとは? 総合ディレクター・高見澤清隆インタビュー

2010年から「六甲ミーツ・アート芸術散歩」として毎年開催されてきた関西を代表する芸術祭は、15回目を迎える今年「神戸六甲ミーツ・アート 2024 beyond」と名称を変更。「新しい視界 Find new perspectives.」をテーマにバージョンアップするかたちで開催されている(~11月24日)。今後この芸術祭が目指すものとは何か。総合ディレクター・高見澤清隆に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

PREMIUM

「アート・バーゼル・パリ」開幕。国際化の次なる展望は?

改修後のグラン・パレで、フランス最大の近現代アートフェアが開幕した。スイスのMCHグループに米国ルパ・システムズの資本が加わった「アート・バーゼル」のパリ進出3年目にして、名前も「アート・バーゼル・パリ」に改まった。今年の動向を、10月16日と17日の2日間にわたるプレビューで賑わった現地からリポートする。

NEWS / MARKET

国立西洋美術館で「西洋絵画、どこから見るか?」展が2025年3月に開催。サンディエゴ美術館のコレクションも初来日

国立西洋美術館で、ルネサンスから19世紀末までの600年にわたる西洋美術の歴史をサンディエゴ美術館と国立西洋美術館のコレクションから紹介する展覧会「西洋絵画、どこから見るか?─ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」が開催される。会期は2025年3月11日~6月8日。

NEWS / EXHIBITION