PREMIUM

第33回

没後10年の現在地。籾山昌夫が語る「没後10年 江見絹子展—ヴェネチア・ビエンナーレを中心に—」を含む顕彰計画の軌跡

美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第33回は、神奈川県立近代美術館 葉山で開催中の「没後10年 江見絹子展—ヴェネチア・ビエンナーレを中心に—」を含む、江見絹子の画業を紹介する複数の展覧会を取り上げ、本展の担当学芸員である籾山昌夫(神奈川県立近代美術館普及課長)がその顕彰計画の軌跡を語る。

ヨックモックミュージアムでピカソ・ミロ・バルセロのセラミック展が開催へ。3世代の巨匠が示す陶芸表現と土地へのまなざし

ヨックモックミュージアムで、スペイン美術を代表するパブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、ミケル・バルセロのセラミック作品を中心に紹介する展覧会「ピカソ・ミロ・バルセロのセラミック―カタルーニャへの愛―」が開催される。会期は2026年2月10日〜12月20日。

NEWS / EXHIBITION

ろう者と聴者が出会う舞台『黙るな 動け 呼吸しろ』レポート。ろう文化と聴文化、その境界に立つ

11月29日、東京・上野の東京文化会館大ホールで「ろう者とろう文化に対する社会的認知」と「ろう者と聴者が互いに共通理解を図ること」を目的とした舞台作品『黙るな 動け 呼吸しろ』が上演された。舞台の内容や観客の様子をレポートするほか、総合監修を務めた日比野克彦(東京藝術大学学長)と、構成・演出を務めた牧原依里(映画作家 / 演出家)のふたりのコメントもあわせて掲載する。

NEWS / REPORT

「大正・昭和‘モード’の源泉 国立美術館 コレクション・ダイアローグ」(岐阜県美術館)レポート。国立美術館のコレクションを活用する第1弾

国立アートリサーチセンター(NCAR)が立ち上げた「国立美術館 コレクション・ダイアローグ」の第1回展覧会として、岐阜県美術館で「大正・昭和‘モード’の源泉 国立美術館 コレクション・ダイアローグ」が開催されている。

NEWS / REPORT

第15回

30人が選ぶ2025年の展覧会90:Avi(耳で聴く美術館)

数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。TikTok、Instagram、Youtubeなどで美術展や作品の紹介動画を発信するアカウント「耳で聴く美術館」を手がけるAviのテキストをお届けする。

回帰する写真 清水穣評 鷹野隆大「bodies」展、武田陽介「STRUCT.RE:CALL」「Lost in Translation」展、岡本明才「ピンホールカメラ・エクステンデッド」展

Yumiko Chiba Associatesで開催された鷹野隆大「bodies」展、KOSAKU KANECHIKA 天王洲で開催された武田陽介「STRUCT.RE:CALL」「Lost in Translation」展、kanzan galleryで開催された岡本明才「ピンホールカメラ・エクステンデッド」について、清水穣が評する。

REVIEW

戦争と幼少。椹木野衣評「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展、「戦後80年 1945年の記憶」展、「いま、戦争を語るということ」展

戦後80年を迎えた今夏、戦争をめぐって様々な企画が開催された。本稿では、東京国立近代美術館での「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展、ギャラリー58での「戦後80年 1945年の記憶」展、水戸市立博物館での「いま、戦争を語るということ」展の3つを椹木野衣が評する。

REVIEW