第24回

【今月の1冊】フォーマリズムから現代美術を照射する『モダニズム以後の芸術 藤枝晃雄批評選集』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年9月号では、美術批評家・藤枝晃雄の著書『モダニズム以後の芸術 藤枝晃雄批評選集』を取り上げた。

第6回

希薄ながら立体的。長谷川新が見た「エネミー・オブ・ザ・スターズ」展

アーティスト、批評家として活動するロナルド・ジョーンズの作品を中心に、ルイーズ・ローラーやヘルマー・レルスキ、ジュリア・シェアらによる全15作品を展示した「エネミー・オブ・ザ・スターズ」展。かたちやものの記録に政治的な思想がいかに関わるのかを問題提起した本展の「希薄さ」について、長谷川新が論じる。

TWSが新名称「トーキョーアーツアンドスペース」で始動。閉館するTWS渋谷ではクロージングイベントも

若手アーティストの発掘支援などを目的に運営される「トーキョーワンダーサイト」が、名称変更や施設の再編を行う。これに伴い閉館する「トーキョーワンダーサイト渋谷」では、9月の最終開館日にクロージングイベントを開催。10月には「トーキョーアーツアンドスペース本郷」で、改称後初の企画となる「OPEN SITE 2017-2018」が開催される。

NEWS / EXHIBITION

第109回

折元立身が引っ張るものとは? 椹木野衣が見た「キャリング・シリーズから」展

実母との共同制作による「アート・ママ」などで知られる折元立身が、母を亡くして以来国内初となる個展「キャリング・シリーズから」を開催した。世界各地で手に入れたものを担ぐパフォーマンス「キャリング」シリーズの記録で構成された本展を、椹木野衣がレビューする。

REVIEW