
新型コロナ、世界8万5000の美術館・博物館に影響。13パーセントが再開不可能か
ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、5月18日の国際博物館の日にあわせ、美術館・博物館における新型コロナの影響調査の結果を発表。世界9万5000のミュージアムのうち13パーセントが再開できない可能性があるという。

ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、5月18日の国際博物館の日にあわせ、美術館・博物館における新型コロナの影響調査の結果を発表。世界9万5000のミュージアムのうち13パーセントが再開できない可能性があるという。

新型コロナウイルス感染症の防止対策として、チームラボが時間制来館者システム「チームラボチケッティングシステム」を開発。様々な施設に提供するという。

新型コロナの影響で現在休館中の東京国立近代美術館は、「ピーター・ドイグ展」の展覧会風景をVRで公開した。

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで今年6月から開催予定だった「没後35年 有元利夫展 花降る空の旋律(しらべ)」が中止となることが発表された。

SPAC(静岡県舞台芸術センター)がゴールデンウィーク期間に開催を予定していた「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」が新型コロナウイルスの影響で中止となり、代わってオンラインを中心とした企画「くものうえ⇅せかい演劇祭2020」が立ち上がった。本演劇祭のなかからライブ配信された『おちょこの傘持つメリー・ポピンズのいない劇場』を中心に取り上げ、人々が集まることができなくなった現在における演劇のあり方について、哲学研究・演劇批評の田中綾乃が論じる。

新型コロナウイルスの影響で2月末より臨時休館が続いている国立美術館。すでに再開が発表された大阪の国立国際美術館に続き、都内の国立美術館も6月中に再開する方向で調整が進んでいることが、関係者の話でわかった。

2021年に予定されていたヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展が、新型コロナウイルスの影響を受けて1年延期に。2022年に開幕することが発表された。

New Art Dealers Alliance(NADA)が、新型コロナウイルスにより深刻な影響を受けているギャラリーと、その取り扱いアーティストを支援する新たなオンラインアートフェア「FAIR」を開催する。期間は5月20日〜6月21日。

第30回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第30回は、3月14日の開幕が延期となっている泉屋博古館「モネからはじまる住友洋画物語」をご紹介します。

多治見市文化財保護センターで開催中の「尼ヶ根古窯─瀬戸黒のはじまり─」は、安土桃山時代に操業されていた「尼ヶ根古窯」でつくられた「瀬戸黒」に焦点を当てた展覧会(現在は休館中)。本展にみる瀬戸黒の変遷と「陶芸の前衛」について、清水穣が論じる。

当初、3月21日に開館予定だった京都市京セラ美術館(京都市美術館)は、新たな開館日を5月26日と決定した。なお当面のあいだ来館は府民限定となる。

大阪にある国立国際美術館は、6月2日に再開することを発表した。国立美術館のなかではもっとも早いタイミングでの再開となる可能性がある。

5月18日はICOM(国際博物館会議)が定めた「国際博物館の日」。コロナ禍で多くの美術館・博物館が閉ざされているなか、ICOM会長が発したメッセージとは?

千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」は、県への緊急事態宣言を受け、2020年4月8日以降、滞在アーティストの受け入れを一時停止中。そんななか、アーティスト・イン・レジデンスの活動を最善のかたちで再開するための第一歩として、松戸駅から60分圏内に居住するアーティストが対象のプログラム「MATSUDO "QOL" AWARD」をスタートした。

5月4日〜14日にオンラインで開催されたサザビーズのコンテンポラリー・アート・デー・オークションが、1370万ドル(約14億6800万円)の売上を記録。この数字は、これまで同社のオンライン・オークションにおける過去最高額の2倍以上のものだ。

横浜国立大学が、同大准教授の藤原徹平と平倉圭を中心に、都市と芸術の在り様を問う対話と実践のオンラインプログラム「都市と芸術の応答体2020」を開講。ゲストアーティストに映画監督・三宅唱を迎え、1年間を通じてワークショップやミーティングを行う。応募開始は5月18日から。

第29回
新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第29回は、開催日未定となっている国立新美術館「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」をご紹介します。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの美術館で展覧会を「見に行くことができない」状態が続いている。アーティスト・三上晴子のコンセプトであった「被膜(皮膜)世界」は、防護服やマスクの意味も一変した現在の生活と、その奇妙さを示すものだった。三上の作品を手がかりとして、こうした状況を椹木野衣が論じる。

マウリツィオ・カテランが、ニューヨークのニュー・ミュージアムのサイトでオンラインプロジェクト「Bedtime Stories」を発表した。イギー・ポップやタシタ・ディーンなどの友人、アーティスト、パフォーマーを招き、就寝前の物語を毎日配信する。

バーチャル空間でアートを楽しむプラットフォームを制作するAcute Artが、オラファー・エリアソンとコラボレーションした新たなARプロジェクト「WUNDERKAMMER」を発表した。エリアソンの代表作として知られている巨大な人工の太陽のインスタレーションをはじめとするアート作品を自宅で楽しむことができる。