
biscuit galleryが若手キュレーターをサポート。第1弾は松江李穂による菊谷達史と前田春日美の二人展「影をしたためる notes of shadows」
東京・渋谷のギャラリー「biscuit gallery」が、若手キュレーターのサポート企画「biscuit gallery Curator Projects」をスタート。松江李穂のキュレーションによる、菊谷達史と前田春日美の二人展を開催する。

東京・渋谷のギャラリー「biscuit gallery」が、若手キュレーターのサポート企画「biscuit gallery Curator Projects」をスタート。松江李穂のキュレーションによる、菊谷達史と前田春日美の二人展を開催する。

9月17日~19日の3日間に開催が予定されている「六本木アートナイト2022」のプログラム全貌が明らかにされた。村上隆をメインプログラム・アーティストに迎え、六本木の街全域を会場に約70組のアーティストによる約100の多様なプログラムが展開される。

マシュー・バーニーの『リダウト』(2018)や『拘束のドローイング9』(2005)とともに、他監督の関連映画4本を上映する特集上映会マシュー・バーニー『リダウト』プラスが、東京都写真美術館ホールで開催される。会期は8月16日〜9月4日。

建築におけるデジタルプロセス、人とロボットとの協働、技術的・文化的相互作用を追求する展覧会「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions」が、愛知・常滑市内の会場で開催中。その様子を関係者の言葉とともにレポートする。

新たな国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン2022」が、広島市各所を舞台に開催される。会期は8月17日~21日。

書家の山本尚志を中心とする新しい書の運動「ART SHODO」。国際的に認知され進化する現代美術としての書を、清水穣がレビューする。

長野県諏訪郡下諏訪町に生まれ、同地を拠点に制作を続け、日本概念派の旗手となった松澤宥。生誕100年となる2022年2月2日に彼の生涯をたどる回顧展が長野県立美術館で開幕した。初期から晩年にかけての詩作から絵画や立体作品も含めたその全貌を、椹木野衣がレビューする。

フランス人写真家・アンヌ ドゥ ヴァンディエールによる、シャネルの職人たちの「手」にフォーカスした写真展「àmains levées シャネルを紡ぐ手」展が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。会期は8月31日〜10月2日。

自身が設けたルールに沿って、世界各地の地表を捉える写真作品を手がけてきた松江泰治。東京の都市模型を被写体とした新作展「makietaTYO」がTARO NASUで、「CC」「makieta」の2シリーズを紹介する個展「松江泰治 マキエタCC」が東京都写真美術館にてそれぞれ開催された。地上から撮影した「CC」、空から撮影した「JP-」、そして模型を撮影する「makieta」の手法が露出させる政治的な意味や、眺める主体について清水穣が論じる。

東京・銀座の「クリエイションギャラリーG8」と「ガーディアン・ガーデン」が2023年8月に活動を終了。同年、新アートセンターが八重洲にオープンする。

中ザワヒデキや草刈ミカらが中心となり、人工知能(AI)の持つ美意識や創作の可能性を探究している「人工知能美学芸術研究会」(AI美芸研)が、長野・上伊那郡の中川村で「人工知能美学芸術展:美意識のハードプロブレム」を開催した。「アンフォルメル中川美術館」「ハチ博物館」など多様な文脈を持つ会場では、40名弱の作家が展示。本展においてAIの美芸に隠された無意識、つまり他者性はどのように表れていたのか? 椹木野衣がレビューする。

神戸市と神戸ウォーターフロント開発機構が、今年1月より実施している「神戸ウォーターフロントアートプロジェクト」。その第4弾として、世界的なストリートアーティスト・JRによる「Inside Out Project KOBE ~WATERFRONT AREA~」が神戸ウォーターフロントエリアにて開催される。会期は8月15日〜28日。

刺繍という手法を用いて独自の作品を制作する沖潤子の個展「沖 潤子 さらけでるもの」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて開催される。本展は沖にとって初めての美術館での個展となる。会期は9月17日〜2023年1月9日。

「ドクメンタ15」が開幕を迎えてから約1ヶ月。1つの作品で明確な反ユダヤ主義(アンチセミティズム)が指摘されたことで、ドイツ連邦議会の文化委員会でも話し合いが続いている。ここ数年ドイツ全体で続けられてきた議論にも関わっており背景は複雑だ。ドイツからその経緯を追ってレポート。ナチズムに関する教育センター所長に話を聞きながら、表現の自由についても考える。

日本最大級の都市型ロック・フェスティバル「SUMMER SONIC」。ここで、文化庁が音楽とアートを融合させた分野横断的な取り組みとして、「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」を実施する。

2022年8月に開幕する展覧会・開催中の展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。※最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

第4回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年7月号の「台湾」は、断絶された記憶の闇に光を当てることで、傷ついた社会を「修復」するアートの力を取り上げる。

「あいちトリエンナーレ」を前身とする新たな国際芸術祭「あいち2022」がいよいよ開幕を迎えた。現代美術展やパフォーミング・アーツなど5つのプログラムで総勢100組のアーティストが参加するこの大規模芸術祭。そのなかでも現代美術展にフォーカスし、とくに注目したい作品をピックアップしてご紹介する。

第55回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第55回は、カラオケ喫茶を営みながら発明品をつくり続ける本多正義さんに迫る。

神奈川県の真鶴町立中川一政美術館が、特定非営利活動法人(以下、NPO法人)美術保存修復センター横浜の「画家の思い 継承を目指して−時を超えて伝える−絵画修復プロジェクト」を活用し、修復を終えた絵画を公開している。その修復過程を解き明かすトークの様子を、美術館の現況とともにレポートする。