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第30回

二人には「Space」が在る。平井直子が語る「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」(大阪中之島美術館)

美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第30回は、大阪中之島美術館で開催中の「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」(〜3月2日)を取り上げる。個々のアーティスト・デザイナーであり、パートナー関係でもあった吉川とミューラー=ブロックマン。その二人を表す「Space」というワードはどのようなものか。この世界初となる大規模回顧展の開催経緯も含めて、担当学芸員の平井直子が語る。

過小評価されてきた女性アーティストたちに光を当てる。フランスの非営利団体「AWARE」の日本語セクションが開設

18世紀〜20世紀の女性アーティストたちを可視化するため、彼女たちの功績についてのコンテンツをウェブサイトで無料公開している「Archives of Women Artists, Research and Exhibitions」(AWARE)。そのウェブサイトの日本語セクションが開設され、記者発表会が東京都内で行われた。

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シアスター・ゲイツ、ロンドンで見せる理想主義と現実の緊張関係

昨年、東京・六本木の森美術館で開催された「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」で大きな注目を集めたシアスター・ゲイツ。その個展「1965:マルコム・イン・ウィンター:ア・トランスレーション・エクササイズ」が、ロンドンのホワイトキューブ・バーモンジーで始まった。

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第25回

[ARTIST IN FOCUS]上原沙也加:風景のなかに折り重なった時間と記憶を引き寄せる

生まれ育った沖縄の風景を撮影することを通して、その背景にある多様な文化や歴史を重層的にとらえる作品を制作してきた上原沙也加。昨夏には隣島である台湾での滞在制作を行った上原に、写真から立ち現れるものや自身が目指す写真について話を聞いた。