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「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」(東京都渋谷公園通りギャラリー)開幕レポート。目で見るだけでは見えないものを探して

東京都渋谷公園通りギャラリーで、「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」が開幕した。会期は5月11日まで。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より

  東京都渋谷公園通りギャラリーで、「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」が開幕した。会期は5月11日まで。担当は同ギャラリー学芸員の門あすか。

   本展は美術作家の今村遼佑と光島貴之による作品を展示するとともに、ふたりの感覚をめぐるリサーチの記録を報告・展示するものだ。

 まずはふたりのプロフィールを確認したい。今村は1982年京都府生まれ。インスタレーション、映像、絵画、テキストなど多様な手法で、生活の中のささやかな出来事を取り上げ、見る人の記憶や感覚に働きかける表現を行っている。

展示風景より

    光島は1954年京都府生まれ。10歳の頃に失明し、鍼灸を生業としながら、テープやカッティングシートを用いた「さわる絵画」のほか、「触覚コラージュ」、「釘シリーズ」など独自の方法で、自身の身体感覚を投影した新たな表現手法を探求してきた。

   同ギャラリーでは2024年5月、ふたりの活動をより多くの人々と共有する試みのひとつとして本展のプレイベントを開催。今村と光島の作品展示のほか、ふたりが共同制作した、触れて鑑賞する作品《触覚のテーブル》を用いたワークショップを実施した。本展ではこれに続くかたちで開催されるものだ。

編集部

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