
第1回
【シリーズ:BOOK】 営みとしての民藝の可能性を問う『二十一世紀民藝』
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本のなかから毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年6月号の「BOOK」で取り上げる1冊目は、塗師の赤木明登が民藝について書いた『二十一世紀民藝』。

第1回
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本のなかから毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年6月号の「BOOK」で取り上げる1冊目は、塗師の赤木明登が民藝について書いた『二十一世紀民藝』。

自主刊行の批評誌『アーギュメンツ』が、千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス、PARADISE AIRの主催によって刊行記念イベントを7月16日に行う。2017年、書き手の居場所をSNSで確認して直接会いに行くことで購入できるというユニークな流通形態で話題になった同誌。最新号刊行記念イベントとしては今回が関東初の機会となる。なお、同日は同誌即売会のほか、PARADISE AIRと松戸市内のツアーも行われる。

「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展が東京・上野の東京国立博物館で開催される。本展は、大報恩寺が誇る「慶派」の名品を通覧できる貴重な機会となる。会期は10月2日〜12月9日。

第1回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった新連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1972年11月号から、特集「コミューンへ―精神の 生活の」を紹介。

1961年ソウル生まれの映画監督、ホン・サンス。96年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』以降、世界中で注目を集めるサンスの作品が今年相次いで日本で公開される。その作品の魅力とは?日本初公開の近作4本について、監督と主演女優に焦点を当ててレビューする。

多摩美術大学が卒業生支援のために運営するオルタナティブ・ギャラリースペースのアキバタマビ21(アーツ千代田3331内)が6月にウェブサイトをリニューアルした。また、アキバタマビ21では6月15日~7月23日の会期で、短編アニメーションの上映・展示「ANIME SAKKA ZAKKA anthology」が開催される。

2018年10月27日より、ノルウェーを代表する画家、エドヴァルド・ムンクの代表作を一堂に公開する回顧展「ムンク展—共鳴する魂の叫び」が開催される。100パーセントムンク作品で構成される本展の見所とは?

太宰府天満宮が2006年より実施している「太宰府天満宮アートプログラム」。様々な分野の作家が太宰府にまつわる作品を発表する同プログラムの第10回を務めたのは、フランスの作家ピエール・ユイグ。プログラムの会期後も恒久展示されることとなった境内の「庭」について、大阪新美術館建設準備室学芸員の大下裕司が迫る。

ライアン・ガンダーの最新個展「Moonlighting」が東京・東神田のTARO NASUで開催中。本展は、「パブロ・ピカソ」のセルフプロデュースについて考察するというもの。伝説的アイコンを通して、いったい何を問いかけるのか。会期は6月16日まで。

ファイバーアートの黎明期からテキスタイルアートを手がけ、国内外で高く評価される草間喆雄(くさま てつお)の個展が、京都・現代美術艸居で6月30日まで開催中だ。ファイバーアートの表現方法の可能性を押し広げ、空間そのものの再構築に挑む草間の新作20点を見ることができる。

「禅僧の交流ー墨蹟と水墨画を楽しむー」展が、東京・青山の根津美術館で開催される。本展は、禅僧たちの交流のなかで生まれた「墨蹟」と「水墨画」の名品約50点を紹介するもの。会期は9月1日〜10月8日。

木原眞人の審美眼のもとに集められたコレクション「木原文庫」の魅力を紹介する展覧会「うるわしき美人画の世界—木原文庫より―」が岩手県立美術館で開催される。会期は2018年6月30日〜8月19日。

藤田嗣治の没後50年を迎える2018年、大規模な回顧展が東京藝術大学に隣接する東京都美術館で開かれる。同大、そして同館にゆかりがある藤田を、幅広い世代の作家が「トリビュート」する企画「1940ʼs フジタ・トリビュート」が東京藝術大学陳列館で開催される。会期は7月28日から8月15日まで。

第2次世界大戦前後の大きな価値転回に立ち会い、ルポルタージュ絵画、前衛芸術、宇宙の成り立ちをテーマとした絵画など、約70年にわたって多彩な作風を展開してきた池田龍雄。170作品を通してその活動を振り返る展覧会が練馬区立美術館で開催中(4月26日〜6月17日)だ。この回顧展を通して見えてくるものとは? 美術家の中ザワヒデキがレビューする。

明治元年(1868)から起算して満150年にあたる今年、岐阜県美術館では「明治150年」を記念し、明治期に活躍した山本芳翠の作品を中心とした所蔵品特別展が開催されている。展示そのものの歴史を紐解きながら、その特性について愛知県美術館学芸員の副田一穂がレビューする。

人気イラストレーター・山口はるみの仕事の変遷を追う「Harumi's Summer」がギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。本展は、山口自身の意向で、気鋭のグラフィックアーティストでアートディレクターのYOSHIROTTENとコラボレーション。今夏限りの組み合わせに注目が集まる。会期は7月6日~8月25日。

フィンランドを代表する建築家であるアルヴァ・アアルトの個展「アルヴァ・アアルト―もうひとつの自然」が、神奈川県立近代美術館 葉山にて開催される。個人の邸宅や教会、図書館などをはじめ、万博のパヴィリオンや家具なども手がけるなど、幅広く活動したアアルトの作品を多角的に見ることができる展覧会だ。会期は2018年9月15日~11月25日。

フランスの田舎町のとある家庭の屋根裏部屋に無造作に保管していたという靴箱の中から、中国陶磁器が発見された。オークションで予想落札価格を大幅に上回る21億円で落札された、その作品とは?

世界的メゾン・エルメスがこの夏、国立新美術館でこれまでにない試みを見せる。「彼女と。」と題されたこの展覧会で鑑賞者はどんな体験ができるのか? 会期は7月11日〜30日。

フランスを代表する映画作家、アニエス・ヴァルダの個展「Bord de Mer」が東京・原宿のBLUM & POEで開催中だ。アニエスにとって東京では初の個展開催となる本展では、映像インスタレーションおよび初期の写真作品が発表されている。会期は8月4日まで。