未来を切り開く女性を表彰する「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード 2018」。キュレーターの長谷川祐子が受賞

世界27ヶ国350名以上を表彰してきた「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」が日本で初めて独自開催され、キュレーターの長谷川祐子が賞を受賞。9月13日、都内で授賞式が開かれた。

授賞式の様子。左からジャン=マルク・ギャロ、御手洗珠子、長谷川祐子、妹島和世

 シャンパンのブランド「ヴーヴ・クリコ」は、メゾン創業200周年を迎えた1972年より「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」を開催。世界初の女性実業家と言われ、「ラ・グランダム(偉大なる女性)」と称えられるマダム・クリコと同様の革新的精神を持つ女性を顕彰してきた。

 そして今回、「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」が日本で初めて独自開催され、マダム・クリコを体現する女性に贈られる「ビジネスウーマン アワード」をキュレーターの長谷川祐子が受賞。そして、将来の活躍が期待される女性に贈られる「ニュージェネレーション アワード」は、東日本大震災後の気仙沼で手編み商品の企画や製造、販売を行う「気仙沼ニッティング」を立ち上げた御手洗珠子が受賞した。

ジャン=マルク・ギャロ(ヴーヴ・クリコ代表取締役)からトロフィーを受け取る長谷川祐子

 審査員のひとり、建築家の妹島和世は長谷川に対して「グローバル精神、大胆、不屈さを噛み締めながら進んでいる女性。キュレーションを通して“世の中がこうなったらいいな”というビジョンを美しく示し、しなやかに進めているのが素晴らしい」とコメント。

 長谷川は受賞に対して「この賞は様々な女性をつなぐ、クリエイティブでイノベイティブなネットワークになると思います。そのレガシーの一部になれることが光栄です。マダム・クリコの意思を受け止めながらこの賞を噛み締めたいです」と喜びを語った。そして自らの仕事について「キュレーターという仕事は、アート、建築、デザインまで、クリエイティブなものと人々をつなぐメディエーターの役割を担っている。日本のみならず上海、UAEなど、世界で多くの女性がキュレーターになるための勉強をしています。私はその力添えをしたいと思っています」とコメントした。

 

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