夭折の天才・バスキアに迫るドキュメンタリー映画。『BOOM FOR REAL:THE LATE TEENAGE YEARS OF JEAN-MICHEL BASQUIAT』(原題)が12月に公開

わずか27年の短い生涯で、美術史にその名を刻んだジャン=ミシェル・バスキア。その活動初期の姿を鮮やかに描き出すドキュメンタリー映画『BOOM FOR REAL:THE LATE TEENAGE YEARS OF JEAN-MICHEL BASQUIAT』(原題)が12月より、恵比寿ガーデンシネマほかにて全国順次公開される。

NEWS / HEADLINE

佐藤純也が個展で新作を発表。SNS中心の現代社会の中で、無個性な絵画の可能性を拓く

画家・佐藤純也が個展「1つ覚えて、8つ忘れる」で新作を発表する。新作は、SNS中心の現代社会への疑念を出発点として制作されたグレイッシュなもの。これまでカラフルな絵画を発表してきた佐藤の、新しい試みに注目が集まる。会場は東京・上目黒の青山目黒にて、会期は7月28日~8月25日。

NEWS / EXHIBITION

『未来のミライ』映画監督・細田守×東京国立博物館研究員・松嶋雅人。スペシャル対談が銀座 蔦屋書店にて開催

『サマーウォーズ』『バケモノの子』などで知られ、最新作『未来のミライ』が公開中の映画監督・細田守と、同監督作品に舞台として登場したこともある東京国立博物館で研究員を務める松嶋雅人の対談が8月6日、銀座 蔦屋書店にて開催される。

NEWS / HEADLINE

「悪」という存在の価値を、過剰なものとして再定義する。長谷川新が見た、「悪人か、ヒーローか」展

東京・駒込の東洋文庫ミュージアムにて「悪」に焦点を当てた展覧会「悪人か、ヒーローか」展が9月5日まで開催されている。古今東西の様々な人物に関する記録を集め、その虚像と実像に迫る本展をインディペンデント・キュレーターの長谷川新がレビューする。

REVIEW

現代思想界の新鋭、福尾匠のデビュー作をチェック。ジル・ドゥルーズの名著『シネマ』の核心を暴く

現代フランス哲学、芸術学、映像論の研究者・福尾匠が、自身初となる著書『眼がスクリーンになるとき ゼロから読むドゥルーズ「シネマ」』(フィルムアート社)を7月26日に刊行する。本書は、映画とは何かを論考したジル・ドゥルーズの伝説的著作『シネマ』の内容を紐解き、「たんに見る」ことの難しさと創造性に迫るもの。

NEWS / HEADLINE

東京国立博物館で「びじゅチューン!」。 東博の所蔵作品をインタラクティブに学べる企画「なりきり日本美術館」が開幕

NHK Eテレの人気番組「びじゅチューン!」と東京・上野の東京国立博物館のコラボレーション展覧会「親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館」が開幕。同館所蔵作品をテーマにした「びじゅチューン!」の楽曲をもとに、インタラクティブな演出で作品を紹介する展覧会だ。大人と子供が一緒に楽しめる本展の見どころをお届けする。

NEWS / REPORT

美術の制度へのあくなき挑戦者。北出智恵子が見た、大久保あり「WHITE CUBE IS EMPTINESS」展

テキスト、立体、絵画、インスタレーションと、多様な表現方法を組み合わせ、また他者の行為を介入させる作品を生み出してきた大久保あり。2017年に発表した《WHITE CUBE IS EMPTINESS》を中心にホワイトキューブで近作を展開。金沢21世紀美術館の北出智恵子が、これまでの活動を回顧しながら作品を読み解く。

REVIEW

テーマは「脱ぎすて跨ぎ越せ、新しい人へ」。舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー18」が今秋開幕

毎年秋、東京・池袋各所で開催されてきた舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」の記者会見にて、今年のプログラムが発表された。11回目を迎える今年、新たなディレクターに長島確、共同ディレクターに河合千佳が就任した。F/T18のテーマは「脱ぎすて跨ぎ越せ、新しい人へ」。そこに込められた意味とは。

NEWS / PROMOTION

「ピカソが僕を変えた」 横尾忠則、ピカソを語る。

2017年度エミー賞で10部門にノミネートされた『ジーニアス:世紀の天才アインシュタイン』に続く、ナショナル ジオグラフィック製作のオリジナル・ドラマ『ジーニアス』シリーズの第2弾『ジーニアス:ピカソ』が7月29日より放送される。今回のテーマは、20世紀を代表する世界的な天才画家パブロ・ピカソ。芸術を愛し、女性を愛し、自由を愛したピカソについて、ピカソと出会ったことで「画家宣言」を行った横尾忠則が語り尽くす。

SPECIAL / PROMOTION

レアンドロ・エルリッヒ展が60万人超えで圧倒。2018年上半期 美術展覧会入場者数 TOP10

2018年上半期の美術館展覧会を数字で回顧。日本全国の美術館・博物館で行われた展覧会のなかから、入場者数TOP10を紹介する。※対象展覧会は2018年1月1日〜6月30日の期間に開催されたもので、2017年から会期がまたいでいるものも含む。7月20日現在で回答がなかったもの、ウェブサイト公開不可のもの、入場者数を公表していないものは含まない。またジャンルは美術、あるいはそれに準ずるものに限る。

INSIGHT

池田亮司がポンピドゥー・センターで見せる黒と白の部屋。「continuum」が開催中

フランス・パリのポンピドゥー・センターで、視覚メディアとサウンドメディアの領域を横断する電子音楽家にしてビジュアル・アーティストの池田亮司による個展「continuum」が開催されている。本展のために制作された2つの新作インスタレーションで、池田は何を表現するのか? 同館ニューメディアコレクション主任学芸員キュレーターのマルチェラ・リスタに聞いた。

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