広島市現代美術館による「夏のオープンラボ」。第3回は澤田華をピックアップ

毎年夏から秋にかけて、広島市現代美術館では、多彩な表現活動について様々な方法で紹介を試み、美術館活動の可能性を探る企画「夏のオープンラボ」を実施。第3回となる今年は、「澤田華 360°の迂回」として、言葉やイメージの誤読/誤解といった現象に着目するアーティストの澤田華を取り上げる。会期は8月1日~10月18日。

NEWS / EXHIBITION

第14回

プレイバック!美術手帖 2004年5月号 特集「わたしがほしい美術館、いらない美術館」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は2004年5月号の特集「わたしがほしい美術館、いらない美術館」を紹介。

俵屋宗達、尾形光琳、モネの名画が一堂に。アーティゾン美術館でこの秋「琳派と印象派」展が開催

琳派と印象派、このふたつに焦点を当てる展覧会「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」が、東京・京橋のアーティゾン美術館で開催される(11月14日〜2021年1月24日、会期中展示替えあり)。本展では、同館コレクションの核となる印象派の名画と初公開となる琳派作品を軸に、約100点の作品が並ぶ。

NEWS / EXHIBITION

白髪一雄の「水滸伝豪傑シリーズ」をファーガス・マカフリーのバーチャルスペースで展示。白髪と中国古典とのつながりをひもとく

現代美術ギャラリー、ファーガス・マカフリーのバーチャルスペース「FM VIRTUAL」で「白髪一雄:水滸伝豪傑シリーズ展」が開催中。白髪が明代の中国白話文学『水滸伝』をモチーフに描いた「水滸伝豪傑シリーズ」27点が紹介されている。会期は9月30日まで。

NEWS / EXHIBITION

香港の美術界は「国家安全法」にどう反応しているのか? 「アートによる抵抗は恐怖では消えない」

中国政府が香港特別行政区における国家安全を維持するための「香港国家安全維持法」が施行され、約1ヶ月が経った。芸術表現や言論の自由、文化交流における検閲が懸念される同法に対し、香港の美術界はどう反応しているのだろうか? 現地の美術関係者を取材した。

INSIGHT

井田幸昌の画集から大山エンリコイサムによる小論集まで。『美術手帖』8月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。若手画家・井田幸昌の画集『YUKIMASA IDA Crystallization』や、アーティスト・大山エンリコイサムによるライティング文化をめぐる小論集『ストリートの美術 トゥオンブリからバンクシーまで』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

「Daniel Arsham × Pokémon」第3弾の展覧会がPARCO MUSEUM TOKYOで開幕。ピカチュウのパブリック・アートも

アメリカの現代美術家ダニエル・アーシャムとポケモンによるコラボの第3弾となる展覧会「レリックス オブ カントー スルー タイム(Relics of Kanto Through Time)」が、8月1日に渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOでスタートした。本展の見どころをアーシャムの言葉とともに紹介する。

NEWS / REPORT

第30回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:トーストは振り返らない

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第30回は、トーストの上に様々なアートを再現する藤本あづさを紹介する。

『ファシズムの日本美術』から「絵画検討会」まで。『美術手帖』8月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。戦中に活動した4人の日本人画家の作品を「日本ファシズム」という概念を軸に分析する『ファシズムの日本美術──大観、靫彦、松園、嗣治』や、高田マルが主宰する「絵画検討会」の2018年の対話の記録『21世紀の画家、遺言の初期衝動 絵画検討会2018』など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT