SDGsをテーマにした芸術祭。「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」が21年4月に開催へ
東アジア文化都市2020北九州実行委員会は、2021年4月29日から5月9日までの11日間、北九州市東田地区(八幡東区)を舞台に「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」を開催することを発表した。
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2018年、アジア地域で初めてOECD(経済協力開発機構)から「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」に選定された北九州市で21年4月、アートとSDGs(持続可能な開発目標)をかけあわせた芸術祭「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」が開催される。
北九州市は、2022年にスペースワールド跡地にエンターテインメント機能と商業が融合したショッピングモールや新科学館をオープン予定であり、この新たなまちづくりのスタートを迎えるにあたり、グローバルな課題であるSDGsに取り組む姿勢を見せる。そのひとつとして行われるのが、このSDGsをテーマにした芸術祭だ。
北九州未来創造芸術祭 ART for SDGsは、東田大通り公園、北九州市立いのちのたび博物館、東田第一高炉跡、北九州イノベーションギャラリー、北九州市環境ミュージアム、北九州市立美術館など市内各所が会場。ディレクターは森美術館特別顧問の南條史生が務める。
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南條はステートメントのなかで「廃材を使ったアート、自然や医療につながるアート、多様性社会を表現するアート、最先端のテクノロジーを用いたアートなど、様々な作品を招致して、これまでにない独自の芸術祭を構成します」としており、科学・技術や福祉、スポーツなど他の領域に関わる作品を意欲的に紹介すると意気込む。「SDGsの実現には、経済成長、社会的包摂、環境保護という3つの主要素の調和が欠かせません。本芸術祭は、アートを通じて人々に新しい生き方のヴィジョンと考え方を広め、来たるべき社会のよりよい未来を描くことを試みます」。
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現時点で明らかになっている参加作家は、照明デザイナー・石井リーサ明理やメディアアーティスト・落合陽一、片山真理、淀川テクニック、和田永など。全会場で約30組を予定しており、北九州市立美術館では15組のアーティストによるグループ展が行われる。
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