EXHIBITIONS

企画展

TAROの空間

2025.11.07 - 2026.03.08
 岡本太郎記念館で、企画展「TAROの空間」が開催されている。

 本展は、岡本太郎が自らの表現の土俵を空間と捉え、空間そのものをつくろうとしてきた活動に注目。絵画における支持体や展示空間にとどまらず、歌舞伎の舞台制作、ディスプレイ空間のデザイン、野外広場の制作など、三次元的な広がりをもつ表現を紹介する。また、銀座の夜空でのヘリコプターによる試み、池袋駅前での巨大なクリスマスツリー、万博会場に設置された高さ70メートルの巨像など、都市空間や公共空間における実践を取り上げる。

 さらに、岡本太郎が手がけた建築作品《マミ会館》(1968)に注目し、現存しない同作を新たに製作した40分の1スケール模型として展示している。本展では、この模型をはじめ、岡本太郎と空間との関わりを示す作品や資料を集成し、生活の場に送り込まれた様々な作品群によって展示室を構成。作品と資料を通して、岡本太郎の空間に対する取り組みの広がりを紹介する。