
WHAT MUSEUMの建築倉庫がリニューアルオープン。模型を通じて建築文化を体験できる施設へ
東京・天王洲で寺田倉庫が運営するWHAT MUSEUM内にある「建築倉庫」が、新たに体験型スペースを増設してリニューアル。その内容をレポートする。

東京・天王洲で寺田倉庫が運営するWHAT MUSEUM内にある「建築倉庫」が、新たに体験型スペースを増設してリニューアル。その内容をレポートする。

東京都庭園美術館で「戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見」がスタートした。会期は5月18日まで。

千利休により完成された侘び茶。その理念と美学は多くの武家にも継がれ、武家茶道が江戸期を通じて広く浸透した。その重要な存在が片桐石州という藩主であり、石州流茶道の祖である。この茶人に注目した初の展覧会「特別展 武家の正統 片桐石州の茶」が根津美術館で開催中だ(撮影は美術館の許可を得ている)。

東京国立近代美術館のギャラリー4で、12月22日まで開催されていたコレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」が好評につき、2月11日から再び開催されている。今回新たに追加された作品を中心に、会場をレポートする。

3月6日、2025年のAWARE賞受賞者がパリのフランス文化省で発表された。9回目を迎える本年度は、谷内恒子(たにうち・つねこ)が「名誉」賞を、ガブリエル・マングル(Gabrielle Manglou)が「新しい視点」賞を受賞した。

国立西洋美術館で開催され大きな話題を集めた「モネ 睡蓮のとき」が、京都市京セラ美術館に巡回し、幕を開けた。全67点で“光の画家“と称されるモネの表現の集大成に迫る展示だ。会期は6月8日まで。

カメラ・交換レンズ関連の光学機器メーカ「Sigma」が写真家・植田正治を訪ねるフォトウォークを昨年12月に開催。Sigmaが掲げる「The Art of engineering. Engineering for Art」を反映したこのフォトウォークをレポートするとともに、企業としてなぜアートを重視するのかに迫る。

恵比寿の「NADiff a/p/a/r/t」で、Chim↑Pom from Smappa!Groupの展覧会「ほたるのひかり」が開催する。会期は3月8日〜23日で、本展の最終日はNADiff a/p/a/r/tの最終営業日にもなる。

東京・東村山の国立ハンセン病資料館で「桜」をテーマとしたギャラリー展「桜を植えた人びと -多磨全生園70年の桜並木-」が開催される。会期は3月20日~4月13日。

六本木の東京シティビューで、手塚治虫「火の鳥」展─火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴─が開幕した。会期は5月25日まで。

21_21 DESIGN SIGHTで「ラーメンどんぶり展」がスタート。美濃焼のラーメンどんぶりを中心に、アーティストやデザイナーが手がけたオリジナル作品や、ラーメンの文化と歴史を深掘りする展示が行われている。会期は3月7日〜6月15日。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第81回
新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2025年1月号では、田中みゆきの『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』から、アンジャン・チャタジーの『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』、小森真樹の『楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る』まで、注目の8冊をお届けする。

第80回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、ユク・ホイによる『芸術と宇宙技芸』を取り上げる。コンピュータ工学や人文学を修めたこの哲学者は、どのように「芸術」をとらえ、論じているのか。美学、表象文化論の星野太が評する。

第79回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、美術史家ジョルジュ・ディディ=ユベルマンによる『「それ」のあったところ:《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』を取り上げる。この美術史家の視点と4通の手紙からリヒターの代表作《ビルケナウ》の制作過程を綴った本書を、中島水緒が評する。

3月9日まで開催されている「アートフェア東京 19」。編集部4人がそれぞれ注目したブースとアーティストを紹介する。

全国の工芸作家の呼びかけによって行われた「工芸作家チャリティーオークション」の落札金額の一部を原資に、被災した石川の工芸作家を直接支援する「工芸みらい基金」が設立された。

2005年より開催されている日本最古のアート見本市「アートフェア東京」。その第19回目が始まった。今年のフェアは国内市場の変化をどう映し出しているのか? 会場からレポートする。

『美術手帖』2025年4月号「ヒルマ・アフ・クリント」特集が3月7日に発売される。東京国立近代美術館で開催中の大規模展覧会にあわせた本特集では、「神殿のための絵画」をはじめとする代表作シリーズのほか、スピリチュアリズム、スウェーデン・フォークアート、ジェンダーと性など多彩な切り口からなる論考、そして造形作家・岡﨑乾二郎と同展キュレーター・三輪建仁による対談などを掲載。また、アーティスト・インタビューではウェンデリン・ ファン・ オルデンボルフを紹介する。

美術家・松澤宥(1922〜2006)の生誕100年を記念して開催された「松澤宥生誕100年祭」。それから3年を経て「松澤宥生誕103年祭」が下諏訪の旧矢崎商店で開催される。会期は3月7〜9、14〜16日。