ミケル・バルセロの全貌に迫る。東京オペラシティ アートギャラリーに日本初の回顧展が巡回

国立国際美術館、長崎県美術館、三重県立美術館で開催されてきた「ミケル・バルセロ展」が、いよいよ最終会場 となる東京オペラシティ アートギャラリーに巡回。現代芸術を牽引する美術家のひとりとして、欧州を中心に精力的に活動するミケル・バルセロの全貌がまとめて紹介される貴重な展覧会だ。

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無数の撮り手たちが見せた日本、招いたもの  若山満大評「国際観光写真にみる1930年代」展

1930年頃より日本の観光政策として外国人観光客の誘致宣伝に本格活用されるようになった写真。本展では、JTB旧蔵ストックフォトから82点(すべてモノクロ)を選出し、ニュープリントで展示した。1930年代において、これらの写真はどのように扱われたのか、そしてどのように撮られたのか。東京ステーションギャラリー学芸員の若山満大が、同ストックフォトの来歴をたどりながらひも解く。

REVIEW

PREMIUM

アート・バーゼルからフリーズ、TEFAFまで。2022年注目のアートフェアをピックアップ

長引くコロナ禍のなかでも、2022年には数多くのアートフェアが実会場での開催を予定している。今回はそのなかから編集部がとくに注目したいアートフェアをピックアップして紹介する。なお最新の情報や感染症対策については、各フェアのウェブサイトを参照してほしい。

INSIGHT

第48回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:あふれんばかりの喜び

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第48回は、流木をもとに「木人(きびと)」と名付けた人形をつくり続ける杉村聡さんを紹介する。

「わかっている人」同士のコミュニティだけではもう成立しない。開館から1年の「ANB TOKYO」で山峰潤也が考えること

公立美術館で長く学芸員として活動しながらも、2020年に職を辞して東京・六本木のアート・コンプレックス「ANB TOKYO」の共同代表を始めたキュレーターの山峰潤也。なぜ美術館を後にし、新たな道を模索したのか。美術館を「外」から変えようとする山峰の思考を語ってもらった。

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