ニューヨーク近代美術館がレゴ®とコラボレーションし、名作を世に送り出す。
今回レゴ®となるのは、MoMAコレクションのなかでももっとも象徴的な作品のひとつであるフィンセント・ファン・ゴッホの《星月夜》(1889)。6月1日より発売されるアイテムは、1935年からMoMAが所蔵しているこの名画をレゴ®で再現した立体的なセットで、ゴッホの印象的な筆づかいと色使いが強調されているのが大きな特徴だ。
《星月夜》は、ゴッホが12ヵ月間滞在したフランスのサン=レミ村にあるサン=ポール・ド・モーゾール修道院の窓からの眺めに着想を得た作品。ゴッホの数ある作品のなかでもその知名度は高い。
このセットには、絵の象徴である月や星、村などに加え、ゴッホのミニフィグ、絵筆、パレット、イーゼル、プリントタイルのミニペインティングが付属する。
MoMAアソシエイト・ディレクターのサラ・スズキは、このコラボレーションについて「ゴッホの作品を体験する新しい方法の一部になること、そしてあらゆる年齢の人々の創造的衝動を刺激することに興奮している」とコメント。またレゴ・グローバルマーケティング部長のフェデリコ・ベガ―は「MoMAのような象徴的な施設と協力してこのセットを実現し、ファンの皆様がブロックで芸術性を発揮し、自分だけの傑作を作って展示できることを大変誇りに思う」との言葉を寄せている。
セットの価格は169.99ドル。6月1日よりMoMA Design Storesstoreのオンラインショップ、ニューヨーク・東京・香港のMoMA Design Store、および世界中のレゴショップで一般販売される予定だ。