
【DIALOGUE for ART Vol.7】日常で感じた心の動きを見逃さない。「物語」に展開しそれぞれの表現へ
「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都を拠点に活動する高瀬栞菜と天牛美矢子は、ともに京都市立芸術大学出身で世代が少しだけ違う。2人の共通項は「物語性」。「負」の感情から発するものを物語のちからによって独自のスタイルに昇華させた両者の世界が、対話を通して明らかになるだろう。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都を拠点に活動する高瀬栞菜と天牛美矢子は、ともに京都市立芸術大学出身で世代が少しだけ違う。2人の共通項は「物語性」。「負」の感情から発するものを物語のちからによって独自のスタイルに昇華させた両者の世界が、対話を通して明らかになるだろう。

相模原のパープルームギャラリーで、門眞妙、ペロンミ、川獺すあが参加する展覧会「キャラクター絵画について」が始まった。会期は9月17日まで。

山梨県富士吉田市を会場に昨年初回が開催された「FUJI TEXTILE WEEK」。その2回目として、国内外アーティストによるテキスタイルをテーマにしたアート展「織りと気配」と、産地の歴史や現代のテキスタイルシーンを紐解く産地の展示会「WARP&WEFT」の2つを組み合わせた「FUJI TEXTILE WEEK 2022」が開催される。会期は11月23日〜12月11日。

東京の12ギャラリーがホストとなり、海外ギャラリーを招いて展覧会をともに開催する企画「温泉大作戦 2022」が、9月10日〜25日の期間に開催される。

森美術館が3年に一度のスパンで開催しているシリーズ展「六本木クロッシング」。その第7回目となる「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」が開催される。会期は12月1日〜2023年3月26日。

映像作品や映像インスタレーションをおもな技法とするオランダの現代アーティスト、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ。その代表的な映像作品から新作までの6点を展示する個展「柔らかな舞台」が東京都現代美術館で開催される。会期は11月12日〜2023年2月19日。

『美術手帖』10月号「五木田智央」特集が9月7日に発売。国際的に高い評価を得る作家の根底に流れる「ヘタうま」思想、色濃く影響を受けた70〜90年代カルチャーなど、あらゆる角度から五木田智央を深掘りする特集となっている。

国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa」。その第6回が、石川県金沢市の「ハイアット セントリック 金沢」で開催される。会期は12月9日〜11日。

約250点もの近代の名作椅子が一堂に介し、貴重なコレクションに座ることもできる企画展「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」。その後期展示が9月5日に武蔵野美術大学 美術館・図書館で始まった。会期は10月2日まで。

第10回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第10回は、デンマークのデザイナー、フィン・ユール(1912〜1989)を中心に、同国の家具デザインの歴史と変遷をたどる企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」(東京都美術館)を担当した小林明子(東京都美術館学芸員)が、本展開催の背景や見どころについて語る。

「糸」と「布」をメイン素材として制作する現代アーティストの企画展「あざみ野コンテンポラリーvol.13 CLOTH×OVER 糸と布 日常と生を綴る」が横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。会期は10月8日〜30日。

9月5日に閉幕し、大盛況を博した初回のフリーズ・ソウル。同フェアにあわせてソウル市内で様々な展覧会を開催しているギャラリーやオークションハウスへの取材を通し、韓国の現代アートマーケットの実態に迫る。

9月17日から10月23日にかけ、富山、石川、福井の3県にまたがる広大なエリアで開催される工芸の祭典「GO FOR KOGEI 2022」。重要文化財に指定された寺社仏閣3会場で同時開催される特別展をはじめ、注目のプログラムが目白押しだ。

全国の芸術系大学・大学院の卒業修了制作展より厳選した、25名の若手アーティストによる展示イベント「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2022」が東京・丸の内で開催される。会期は9月15日~28日。

ポーラ美術館が2023年の企画展を発表した。近現代作家による多彩な室内の表現に迫る展覧会や、「日本画」の将来に焦点を当てた展覧会を開催予定だ。

第60回
今年84歳でこの世を去った三宅一生。雑誌『美術手帖』2011年12月号より「三宅一生インタビュー 未来への提言」を特別公開し、被服のデザインを通じて日本のものづくりを支えてきた三宅の思想をひもとく。

19世紀フランスを代表する画家として知られるエドゥアール・マネ(1832〜83)。その日本における受容の歴史について考察する意欲的な展覧会「日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ」が、練馬区立美術館で始まった。会期は11月3日まで。

ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで展開しているフリーズ・アートフェア。そのアジアにおける初のフェア、フリーズ・ソウルが9月2日に韓国・ソウルの複合施設COEXで開幕した。その様子を関係者の言葉とともにお伝えする。

衣服の力によって性を越境する試みである「異性装」。その系譜と表現をたどり、日本における異性装のこれまでとこれからを考える「装いの力ー異性装の日本史」が東京・渋谷区立松濤美術館で開幕した。会期は9月3日〜10月30日。

第56回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第56回は、独学で制作を続け、「第23回岡本太郎現代芸術賞」で太郎賞を受賞した野々上聡人さんに迫る。