【DIALOGUE for ART Vol.7】日常で感じた心の動きを見逃さない。「物語」に展開しそれぞれの表現へ

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都を拠点に活動する高瀬栞菜と天牛美矢子は、ともに京都市立芸術大学出身で世代が少しだけ違う。2人の共通項は「物語性」。「負」の感情から発するものを物語のちからによって独自のスタイルに昇華させた両者の世界が、対話を通して明らかになるだろう。

INTERVIEW / OIL

FUJI TEXTILE WEEK 2022が開催へ。「布」テーマに2つの展覧会を開催

山梨県富士吉田市を会場に昨年初回が開催された「FUJI TEXTILE WEEK」。その2回目として、国内外アーティストによるテキスタイルをテーマにしたアート展「織りと気配」と、産地の歴史や現代のテキスタイルシーンを紐解く産地の展示会「WARP&WEFT」の2つを組み合わせた「FUJI TEXTILE WEEK 2022」が開催される。会期は11月23日〜12月11日。

NEWS / EXHIBITION

シナリオのない映像作品。ウェンデリン・ファン・オルデンボルフの個展「柔らかな舞台」が東京都現代美術館で開催へ

映像作品や映像インスタレーションをおもな技法とするオランダの現代アーティスト、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ。その代表的な映像作品から新作までの6点を展示する個展「柔らかな舞台」が東京都現代美術館で開催される。会期は11月12日〜2023年2月19日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

第10回

心地よいデザインと暮らしのあり方とは。「フィン・ユールとデンマークの椅子」展の担当学芸員・小林明子が語る

美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第10回は、デンマークのデザイナー、フィン・ユール(1912〜1989)を中心に、同国の家具デザインの歴史と変遷をたどる企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」(東京都美術館)を担当した小林明子(東京都美術館学芸員)が、本展開催の背景や見どころについて語る。

第56回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:息をするように

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第56回は、独学で制作を続け、「第23回岡本太郎現代芸術賞」で太郎賞を受賞した野々上聡人さんに迫る。