13年の時を経て再始動。セイコーのデザイナーたちが「REBIRTH<転生>」させた腕時計に注目

セイコーウオッチ株式会社は、デザインの新たな可能性を提案する「power design project」の展示会を、腕時計の様々な楽しさを体験できる発信拠点「Seiko Seed」(東京・神宮前)で開催中。会期は2月19日まで。

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 セイコーウオッチ株式会社は、デザインの新たな可能性を提案する「power design project」の展示会を、腕時計の様々な楽しさを体験できる発信拠点「Seiko Seed」にて開催している。会期は2月19日まで。

 本プロジェクトは、セイコーのデザイナーによる実験的な社内プロジェクトとして2001年に始動したもの。日常業務とは異なるスタイルでブランドの未来を深く思考し、年ごとの「テーマ」に基づいて時計の可能性を追求してきた。 

 09年まで継続していたこのプロジェクトが、13年の時を経て再始動したのが2022年。「REBIRTH<転生>」というテーマから、既存の概念にとらわれないデザインの在り方と可能性を、腕時計という「プロダクト」を通して提案するという。

Time Sonar 434 Feels

 会場では、セイコーの長い歴史のなかで生まれ育まれてきた特徴的な腕時計や技術が、8名のデザイナーのアイデアと想像で「REBIRTH〈転生〉」した7つのプロダクトが並ぶ。

 434通りのFeels(気持ち)を表示する「Timesonar 434 Feels」、活動的な子供のためのスペックを詰め込んだ「ADVENTURE KIDS Watch」やジェンダーを問わず多面性と現代を映す「TISSE our time」、腕に着けるという概念を覆す「PUT ON TIME」、歴史的デジタルウオッチを現代に転生させた「Ceramic Ball」など、創意工夫に満ちた作品の数々が並ぶという。

 時計好きの人が楽しめるのはもちろん、ブランドやデザインの未来を考える上でもうってつけの本展。セイコーの歴史とデザイナーたちの思考の軌跡をたどるべく、会場を訪れてみてはいかがだろうか。

ADVENTURE KIDS Watch
TISSE our time

編集部

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