
優れた美術館デザインとは何か? デザイン大国・オランダの事例から考える
「ダッチ・デザイン」と呼ばれ、デ・スタイルの理念を受け継いだ機能的で無駄のないデザインが特徴のオランダのデザイン。そのデザインは、どのように美術館にも浸透しているのだろうか。元美術館学芸員でオランダ在住の樋上まきが、実際の事例をもとに紐解く。

「ダッチ・デザイン」と呼ばれ、デ・スタイルの理念を受け継いだ機能的で無駄のないデザインが特徴のオランダのデザイン。そのデザインは、どのように美術館にも浸透しているのだろうか。元美術館学芸員でオランダ在住の樋上まきが、実際の事例をもとに紐解く。

ボストンにあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館は、そのコレクションとともに、1990年に起こった大規模な盗難事件でも知られている。この事件は多くの関心と憶測を呼び、最近ではNetflixのドキュメンタリー「ガードナー美術館盗難事件 消えた5億ドルの至宝」で取り上げられた。本稿では同美術館の成り立ちと事件について振り返る。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、福岡市中央区の旧舞鶴中学校の南棟を利用したアーティスト支援施設「Artist Cafe Fukuoka」を、福岡市からの運営受託のもと9月1日に開業させる。

タレントでアーティスト活動も行う木梨憲武がWeb3.0メタバースプロジェクト「XANA」とコラボレーション。XANAメタバースの土地を所有して、メタバースギャラリーを公開する。また、それに連動してNFTをリリースすることを発表した。

1933年に竣工した東京都庭園美術館の本館建築(旧朝香宮邸)を建てた朝香宮夫妻。そのパリ旅行を手がかりとし、作品を通して「旅」という体験を再考する展覧会 「旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる」が開催される。会期は9月23日〜11月27日。

19世紀後半のフランスでは、「印象派」を皮切りに次々と美術の潮流が生まれた。今回はそれら新しい潮流のなかから「印象派」の表現技法を引き継ぎ、独自に発展させた「新印象派」と呼ばれる一派に注目。その誕生から発展し、広がっていく様を 「プチ・パレ美術館」(新宿・SOMPO美術館)、そして「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ」(上野・国立西洋美術館)の2展覧会の出品作品とともに紹介する。

真夏の猛暑日が続くなか、暑さに左右されることなく行ける都内の駅チカの美術館をピックアップしてお届けします。※水分や塩分補給による熱中症対策をしっかりと行ったうえでお出かけください。

ペロタン東京では4年ぶりとなるダニエル・アーシャムの個展「31世紀の静物」が始まった。アイコニックな彫刻の新作に加え、その制作の原点ともいえる絵画やドローイングの新作も展示されている。会期は10月15日まで。

日本における「奇想の画家」としてまず名が挙がるであろう伊藤若冲。その代表作である《動植綵絵》はいまも多くの人々を惹きつけてやまない。この傑作はいかに生まれ、若冲はそこにどんな思いを込めたのか。

山梨県内各所で所蔵されている代表的な土器や土偶が一堂に会する「縄文―JOMONー展」が山梨県立美術館で開催される。会期は9月10日〜11月6日。

第5回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年7月号の「シャルジャ」は、アラブ首長国連邦のシャルジャ芸術財団による5つの個展から、それぞれのアーティストがポストコロニアルにおける過去・現在・未来への様々な視点を投げかける。

京都府の各エリアの歴史や風土、有形文化財等を題材に展開されてきたアートプロジェクト「ALTERNATIVE KYOTO」が、今年の開催を発表した。福知山市、宮津市、向日市の3エリアを会場に、地域文化と先端技術を組み合わせたデジタルアートによる空間演出や作品展示が行われる。

先週末から今週にかけて開幕する/閉幕する展覧会のなかから、とくに注目したい5つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

アート集団・チームラボが広島・福山市の福山城で期間限定展「チームラボ 福山城 光の祭」を開催する。石垣や伏見櫓、本丸などを光の空間に変える。

1964年に建設された福岡県立美術館。県は2029年度の開館を目標に、大濠公園南側(福岡・中央区)に新たな県立美術館を建設することを決定。設計者を選ぶ公募型プロポーザルも実施されている。

国立科学博物館で動物標本コレクションの企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」が開催中。会期は10月10日まで。

現代日本を代表するアーティスト・大竹伸朗。その40年以上におよぶ創作活動を約500点もの作品数で体感する大回顧展「大竹伸朗展」が、東京国立近代美術館にて開催される。会期は11月1日〜2023年2月5日。

ニューヨーク・クイーンズ区にある彫刻家イサム・ノグチ(1904〜1988)のスタジオの改修や一般公開を支援するため、同市文化局がノグチ美術館に450万ドル(約6億1600万円)の資金を提供することを発表した。

ICOM(国際博物館会議)が24日、プラハで開催された第26回大会においてミュージアムの新定義案を採択した。

国宝《鳥獣戯画》の魅力を、動物表現の簡潔さやユーモアに焦点を当てて紹介する展覧会「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」が福岡市美術館で開催される。会期は9月3日~10月16日。