2023.1.7

作品が完売するまで会期延長? 展覧会「田中功起」がKyoto Interchangeで開催へ

多様な芸術実践を経て日常的行為のなかに潜む複数のコンテクストを明示しようとする美術家・映像作家の田中功起。その展覧会「田中功起」が、京都を拠点としたアート・インスティテューション、Kyoto Interchangeで開催される。会期は2023年1月20日〜3月12日。

「あいちトリエンナーレ2019」展示風景より、田中功起《抽象・家族》(2019) ビデオ・インスタレーション
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 ビデオや写真、サイト・スペシフィック・インスタレーション、介入的なプロジェクトなど、多様な芸術実践を経て日常的行為のなかに潜む複数のコンテクストを明示しようとする美術家・映像作家の田中功起。その展覧会「田中功起」が、京都を拠点としたアート・インスティテューションであるKyoto Interchangeで開催される。会期は2023年1月20日〜3月12日。

 本展では、田中による新作絵画が6点公開される。Kyoto Interchangeのコンセプトである「アーティストによる自治的な展覧会制作」を受けて、田中は作品販売やその方法を自身で決定。その売上は同プラットフォームに今後参加するアーティストのフィーに使用されるとともに、作品がすべて購入されるまで会期は延長されるという。また、本展では新作絵画の販売とともに、本展のために作成された展覧会バナー、コンセプトテキストもNFTとして販売される。

《抽象・家族》(2019)のインスタレーションで使用しなかった絵画

 田中は、本展開催の意義について次のようなコメントを寄せている。

 ほかにも、会期中にはいくつかのイベントが開催予定。最新の情報は公式ウェブサイトやSNSを参照してほしい。